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冬になりました。こちら北海道はストーブにお世話になる季節に突入です。今回は冬ならではのストーブ熱のチカラを借りてちょっぴり楽する“ほったらかし料理”のひとつ『プルドポーク』を作り、これをテーマ食材としたパスタを作ってみました。
先に『プルドポーク』を作り、次にパスタを作っていきます。長くなりますが、どうぞお付き合いください。
☆プルドポーク
材料(作りやすかった分量)
豚肩ロース塊肉 500g
・塩 小さじ1
・黒コショウ 少々
タマネギ(薄切り) 150g
ニンジン(半月切り) 80g
*お好みでセロリを加えるとさらに香り良し♡
ローリエ 1枚
ローズマリー 1枝
水 1/4カップ強
下準備
豚肩ロース塊肉は冷蔵の場合は室温に戻し、塩と黒コショウしてすり込み、10分ほどおく。
作り方
- 豚肉が入る大きさの厚手の鍋にタマネギ、ニンジン、ローリエとお好みの香草(今回はローズマリーを加えました)を入れ、
塩コショウした豚肉を乗せ、
水を加え、
蓋をして弱火にかける。
- 適宜に裏表、縦横など位置を変え、トータルで3時間ほど加熱する。今回作ったプルドポークの加熱工程は
①ガスコンロで極弱火で1時間 ②豚肉を裏返して鍋をストーブに移して1時間、*水分が少なくなったら、焦げないように適宜水を加えながら加熱していきます。
③豚肉が厚いので側面を下にしてガス火で15分、 ④側面を裏返して15分加熱。
⑤火から外して余熱で加熱。約1時間後…もう良いかな💓と見てみると、豚肉の内側の火通りが今ひとつだったので、⑥厚い部分を少しほぐして、さらに30分ほど加熱。
- ⑦粗熱が取れたら豚肉を鍋から取り出し、
⑧適当な大きさにほぐす。
-
⑨豚肉とソースをそれぞれ清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で保存。
*小分けにして冷凍保存もできます。
*残った野菜ソース(タマネギとニンジン)は豚肉の味が染みて旨味たっぷり。お好みで色々お使いいただけると思います。
★プルドポークのトマトスパゲッティ
材料(少なめ1人分)
スパゲッティ 60g
プルドポーク 40g
オレガノ(乾燥) 小さじ1/2強
イタリアンパセリ(刻む) 適量
●調味料など
オリーブオイル 適量
トマトソース 大さじ3
おろしニンニク 少々
(チューブ入り)
塩、コショウ 各少々
作り方
- スパゲッティを茹で始める。(袋に表示の標準茹で時間9分を8分で茹でています。)フライパンにトマトソース、プルドポーク、オレガノを入れて火にかけ、
弱めの中火で炒め合わせる。
- 全体が馴染んだら、スパゲッティの茹で汁お玉1杯ほど加え、
おろしニンニクも加えて軽く煮る。
- 茹で上がったスパゲッティをフライパンに移し、
ソースとよく和える。味をみて足りなければ塩少々加え、コショウで味を整える。
火を止めてオリーブオイル少々加えてザッと混ぜ、
お皿に装い、あればイタリアンパセリを散らして出来上がり。
スパゲッティの茹で時間内で出来上がり♪作り置きの『プルドポーク』とトマトソースがあれば、“超”簡単なスピード料理です。
『プルドポーク』の他に具材は加えず、シンプルに仕上げてみました。『プルドポーク』から脂が出るので炒める時は油要らず。豚肉の美味しい脂で旨味が倍増?味わい深い、食べ応えのあるひと皿です。
『プルドポーク』を作るのにローリエとローズマリーを加えているので香りは十分なのですが、トマトソースと相性の良い香草、オレガノをプラスしてみました。特に理由はなく、いつもの“なんとなく”です😁
普段は何かと手間取りながら、ついあたふたしてしまう私ですが、今回は慌てることなく余裕で仕上げた(仕上がった)ひと皿に満悦至極。たいへん美味しくいただきました。
『プルドポーク』とは
『プルドポーク』はその名の通りpulled pork=むしった(ほぐした?)豚肉、という意味で、塊り肉を時間をかけて火を通して柔らかくなったところを、細かくほぐして調理したもの。カナダやアメリカ北部の定番家庭料理、らしいです。ご存知の方も多いと思いますが、一応ご説明。
数年前、NHKの情報番組「あさイチ」で、たまたま目にした『プルドポーク』。時間はかかるけど手間はかからず、それでいてなんとも美味しそうだったので試しに作ってみたら、あら美味しい♪すっかり気に入り、冬のストーブの季節になると作るようになりました。なんて、実際はまだ4、5回しか作っていないんですけどね。
簡単だけど意外と火通りが思うようにいかず、番組では2時間程度で出来上がると言っていたけれど、私が作る時はいつも3時間はかかってしまいます💦圧力鍋なら30分程度でできるようですが、我が家に圧力鍋は無いので気長にストーブ上でのじんわり調理。だから余計に時間がかかるのかもしれません😞
使う豚肉は、ロース、バラ、モモなど、どれでもそれぞれ美味しく作れるみたいですが、私はロースと肩ロースの2種類で作ってみた結果、程よい脂のある肩ロースの方が仕上がりが柔らかくて良かったかな。ロースはちょっと固め?でしたが、それはそれで残った“肉”らしい食感も悪くなかったです。
ちなみに先の『プルドポーク』の作り方で載せた写真は、実は工程3の⑦までは肩ロースで作っているもので、⑧以降の写真はロースで作ったものです。写真写りがそれぞれの工程で良かったり悪かったりだったので、それなりにきれいに写ったもので編集?しています🙏
肉のツナ?みたいな『プルドポーク』、前回までの『秋刀魚フレーク』や昨年挑戦した『自家製ツナ』同様に、色々応用が効く優れモノです。前述の通り、時間はかかりつつも手間いらず。塊肉がお買い得の時には是非お試し頂きたい一品です♡
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございます。
次回はさらに簡単なオイルソースのパスタです。