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夏にも美味しい季節を迎えてくれる『しじみ』をテーマにお送りしています。すっかり遅くなりましたが第4回は和風パスタです。
★しじみとキャベツの和風スパゲッティ
材料(少なめ1人分)
スパゲッティ 60g
しじみ 約120g
*下煮の際に日本酒大さじ1を使います。
ショウガ(千切り) 小さじ1
キャベツ(4㎝角に切る) 80gくらい
小ネギ(小口切り) 適量
●調味料など
日本酒 大さじ2
薄口しょうゆ 小さじ1+α
オリーブオイル 適量
しじみの下準備
しじみは砂抜きをしてからきれいに洗い、小鍋に入れて水カップ1/4強と日本酒大さじ1強を加えて煮る。殻が開いたら取り出して、半量は殻つきのままにして、残りは殻から身を外しておく。煮汁は漉しておく。
*しじみの下準備については、第1回のトマトソース編で詳しく説明しています。良かったらご覧ください。
作り方
- フライパンにキャベツとショウガを入れ、日本酒をまわしかけて火にかける。煮立ったら火を弱めて蓋をして2〜3分ほど蒸し煮にする。
キャベツが少ししんなりしてきたら、しじみの煮汁を加えてサッと混ぜ、再び蓋をして蒸し煮にする。別鍋でスパゲッティを茹で始める。(袋に表示の標準茹で時間9分を8分で茹でています。)
- キャベツがクッタリしてきたら、しじみの身と殻付きのしじみ両方を加えてキャベツと混ぜ合わせ、少し煮てから火を止める。
*スパゲッティが茹で上がる少し前にフライパンを火にかけ、ソースを温める。
- 茹で上がったスパゲッティをフライパンに移しソースとよく和える。 薄口しょうゆを加えて混ぜ合わせ、味をみて足りなければ薄口しょうゆを適宜加えて調整する。 小ネギを加え、 火を止めてオリーブオイル少々加えてサッと混ぜ、 お皿に装い、殻付きのしじみを適当に飾って出来上がり。
仕上げに小ネギを散らす予定でしたが、また忘れました😅いつもながらうっかりです。
第2回のオイルソースバージョンに劣らず地味な仕上がりですが、今回は具材にキャベツをプラスしてボリュームがあるので、見た目はさておき食べ応えは有り。『しじみ』の旨味をまとったキャベツが美味しいこと、この上無しです♪
味付けはここ最近の和風バージョンの定番になってきた感が無きにしも非ず、“ショウガ&しょうゆ”のシンプルなものです。色々考えながらも結局はこの“安定の美味しさ”に結果を委ねてしまいます。守りの姿勢?いけませんね、もっとチャレンジしなくては!と思いながらも美味しくまとまってくれるものだから、つい…💦
濃厚な『しじみ』の旨味とショウガの香味が相まって、スッキリあっさりしながらも味わいのあるひと皿、たいへん美味しくいただきました。
網走のしじみ
北海道で『しじみ』といえば道東の“網走のしじみ”が有名です。他にも道北の天塩川流域や道東十勝地方の大樹町などで美味しい『しじみ』が獲れるようなのですが、残念ながらお目にかかったことがなく、私の行動範囲内で日常手に入る北海道産のしじみは“網走のしじみ”のみです。機会があればあちこちの『しじみ』の食べ比べなんてできたらいいなぁと思います。
随分以前に道東を旅した時のこと。目的地は知床だったのですが、札幌から知床までは車で8時間以上かかるうえ、途中あちこち立ち寄りたいところもあったので、旅の初日にほどよい時間に知床にたどり着くのは厳しかったことから、知床の手前の網走を旅の拠点にしたのでした。
真冬の流氷シーズンならいざ知らず、初夏の網走には特に期待するものはなかったのですが(網走、ごめんなさい💦)泊まった宿で夕食に出てきた『しじみの炊き込みご飯』に驚愕!何これ?!美味しすぎる!!具材は『しじみ』だけなのに「ここは高級料亭でしたっけ?」と言いたくなるような上品な味わいだったのです。
『しじみ』は大きくふっくら旨味いっぱいで濃厚な味わい。『しじみ』の出汁をたっぷり吸ったご飯は風味豊か。ひとくち口に入れる度、その美味しさに思わず唸ってしまいます。ああ、また食べたい。
後日、一緒に旅した友人もあの美味しさを忘れられなかったようで、『しじみの炊き込みご飯』を作ってみたけれどあまりの不味さに驚愕したと、ひどくがっかりした様子で報告してきました。私も作ってみたいと思っていたけれど、料理上手の彼女が上手く作れなかったと聞いて、挑戦するのは止めました😁
余談でした。
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
随分時間がかかりましたが『しじみ』のパスタは今回で終了します。次回は食材テーマが変わります。