メン喰い日和

家庭パスタの食材使いきり節約レシピ

アスパラのパスタ④和風ソース

 

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おはようございます。ご訪問ありがとうございます。

 

食材使い切りの節約術で作る家庭パスタ。アスパラがテーマの第4回は和風パスタです。

 

 

★アスパラと実山椒の和風スパゲッティ

 

◆材料(2人分)

スパゲッティ      120g

アスパラ         6本

ベーコン(1㎝幅に切る) 1枚

ホウレン草        2株

エリンギ(大)      1/2本

ショウガ  薄切り3枚を千切り

日本酒        大さじ2

みりん        小さじ2

薄口しょうゆ     小さじ1

実山椒の佃煮        小さじ1/2

オリーブオイル      適量

ゴマ油          適量

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◆下準備

①アスパラ:洗って根元の固い部分を切り落とし、さらに根元から2㎝くらいの部分をピーラーで剥き、下半分くらいにあるハカマ(ガク)を包丁で取り除く。水に浸してシャキッとさせてから4㎝長さに切る。

②ホウレン草:水に浸してシャキッとさせてから、フライパンなどで塩を加えた熱湯で1分間下茹でし、冷水にとってから水気を切り、4㎝長さに切る。

③エリンギ:長さ半分に切ってから、各4〜5等分に手で裂く。

④実山椒:粗みじん切りにしておく。

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 (下準備後の主な材料)

 

◆作り方 

  1. フライパンにオリーブオイルと少量のゴマ油とショウガの半量を入れて弱火にかけ、ショウガが香ってきたらベーコンを入れる。ベーコンから脂が出てきたらエリンギを入れ、エリンギに塩少々振って火を少し強めて焼き色をつける。

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  2. エリンギに軽く焼き色がついたら全体を合わせ、日本酒を加えて強火で煮立たせ、アルコールが飛んだらパスタの茹で汁お玉2杯、みりん、薄口しょうゆ、実山椒の佃煮を入れ、煮立ったら弱火に火を落とす。

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  3. アスパラを加えて蓋をして2〜3分蒸し煮にする。

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  4. 茹で上がったスパゲッティをフライパンに移し、ホウレン草も加えて混ぜ合わせ、スパゲッティにソースをよく吸わせたら火を止めてショウガの残り半量とゴマ油少量を加えてざっと混ぜ、お皿に盛り分けて出来上がり。

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ご近所からいただいたアスパラで最初に作ったパスタです。鉛筆のような極細のアスパラが何本も入っていたので、それを含めて6本使いました。たくさんあると気が大きくなってしまいます。

極細のものは根元の部分はピーラーで剥くと極極細になってしまうので、皮は剥かずにそのまま使いました。

さすが農家さんのアスパラです。極細にもかかわらず、甘みも強く、ちょっぴりエグ味も感じる味わい深いものでした。

 

緑の具材はアスパラだけで十分なのですが、ここ最近の食生活において野菜不足が気になっていたので、ホウレン草を加えました。私としては贅沢にも2株使いましたが、出来上がりを見ると贅沢感は微塵もありませんでした。

 

エリンギは、いつもながらのカサ増しとカルシウム吸収補助として参加してもらいました。コリコリの食感が魅力ですね。香りが苦手だという方もいらっしゃるようですが、私は鈍いようでエリンギにあまり香りを感じなくて、『クセのないキノコ』として重宝しています。

 

前回のクリームソースでは粉山椒を使いましたが、今回の味のアクセントは実山椒。以前のタケノコの和風パスタの時とほぼ同じ味付けですが、今回はアスパラの甘みを生かしたかったので、砂糖は加えず、甘みの調味料はみりんのみにしてみました。実山椒のほのかながら時々顔を出すピリッとした辛味もアスパラの甘さを引き立てるようでした。

 

 

 ★イタリアで食べたアスパラ

 

何年も前、イタリアに滞在した時のこと。あれ?『そら豆』テーマの時と同じ書き出しかもしれませんが続けます。イタリアでも春から初夏にかけてアスパラが旬を迎えるようでした。市場ではアスパラが花束みたいに括られて売られていました。日本でスーパーに並ぶものよりもはるかに長い状態で、ひと束の量もたいへん多いものでした。

 

お世話になったお宅でも、食卓にアスパラが上りました。

 

台所を使わせてもらうという条件で間借りしていたのですが、料理自慢の年配の女主人と親しくなるに連れて、ほぼ毎日夕食に招待されるようになりました。

 

食べ方は超シンプル。塩茹でしたアスパラにオリーブオイルとレモンを絞っていただきます。

 

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ご覧の通り茹で過ぎです。クタクタです。

 

家庭でもお店でもイタリアで食事をする度に思ったのは、野菜をどうしてこれほどまで茹でるんだろうということ。おそらくは食感というものについては重きを置かず、それよりも野菜の持つ味を大切にしているのかもしれません。慣れてくるとクタクタ野菜も美味しいものでした。

 

ちなみに我が女主人の食べ方はというと、まず穂先の方から口に入れてパクパク食べ進め、根元ギリギリまで食べたら、最後は名残を惜しむかのように歯でしごき取るという、普段の上品な物腰からは想像だにしないものでした。

 

食べ終わると満足げな満面の笑顔。美味しかったようです。

 

 

 

好みに過ぎませんが、自分にとってはアスパラはどんな食べ方をしても美味しく感じる野菜のひとつです。パスタの具材にかかわらず、サラダやグラタンに入れても美味しいし、和食で和え物やお浸し、お味噌汁に使っても美味しいし。脱帽です。

 

色々な料理、調理、食べ方がある中で、一番好きで一番美味しいと思う食べ方はというと、パスタのテーマ食材に選んでおきながらなんですが、何といっても超シンプルな『バター炒め』が一押しです。アスパラとバターの相性は抜群で、バターの塩気がアスパラの甘さを引き立てます。甘みの強い太めのアスパラなら更に美味しく感じます。

 

細めのアスパラならサッと茹でてマヨネーズ。いくらでも食べられます。

 

またアスパラが食べたくなってきました。

 

 

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 

 

 

もう土曜日になってしまいました。皆様どうぞ良い週末をお過ごしください。