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少々時期外れながら『ふき』をテーマにお送りしています。最終回の第４回は和風パスタです。
★ふきと豚肉の和風スパゲッティ
材料（少なめ１人分）
スパゲッティ ６０g
ふき（下処理済み） ５０g（細いもの４本分くらい）
ショウガ（千切り） 薄切り２枚分
豚切り落とし肉 ４０g
実山椒佃煮 小さじ１/２
小ネギ（小口切り） １本分
●調味料など
オリーブオイル 適量
日本酒 大さじ１
みりん 小さじ２
しょうゆ 小さじ２
下準備
①ふき（下処理済み・冷蔵保存）：水気を切っておく。
＊ふきの下処理については、前回のトマトソース編に詳しく載せています。お手数ですが、良かったらご参照ください。
②実山椒佃煮：粒感が残る程度に粗く刻む。
③豚切り落とし肉：小さめひと口大に切る。
作り方
- フライパンにオリーブオイルとショウガを入れて弱火にかける。ショウガの香りが立ったら豚肉を加えて炒める。
豚肉が白っぽくなったら、ふきを加えて炒め合わせる。別鍋でスパゲッティを茹で始める。（袋に表示の標準茹で時間8分を7分で茹でています。）
- ふきに油が回ったら日本酒を加えて強火で煮立て、
みりん、
しょうゆ、
スパゲッティの茹で汁お玉１杯ほど加えて混ぜ合わせる。
ひと煮立ちしたら刻んだ実山椒佃煮を加えて煮る。
- 茹で上がったスパゲッティをフライパンに移し、
ソースとよく和える。味をみて足りなければ塩またはしょうゆ（お好みで）を加えて調整する。
火を止めてオリーブオイル少々加えてザッと混ぜ、お皿に装い、小ネギをのせて出来上がり。
最終回は、日本原産の野菜『ふき』に似つかわしい、和風の甘辛味ソースのパスタです。甘辛味の『ふき』は馴染みのある、どことなくホッとする味。白いご飯にも合いそうな “ほぼ煮物” ？豚肉と合わせたので旨味とボリュームもアップして、お惣菜感も増し増しですが、甘さ控えめなのでパスタと合わせて違和感のない味わいです。
何かとお役立ちの実山椒の佃煮が活躍です。実山椒の香りは野趣に富んだ『ふき』を引き立て、ピリッとした辛みは全体を引き締めてくれました。山椒香る爽やかな甘辛味はどことなく上品な趣で、ワンランクアップしたかのような味わいでした。
今年最後の我が家の『ふき』をしみじみ味わいながら、たいへん美味しくいただきました。
いつの頃からか我が家の小庭の一画で、わがもの顔で蔓延っている『ふき』。雑草みたいなもので半ば厄介者ながら、今年は随分活躍してもらいました。毎年収穫は２度ほどで、後は雑草とともに“おさらば”するのですが、今シーズンの収穫は４回を数えました。６月中旬以降はさすがに食するには向かなくなったので、美味しくいただいたことに感謝しつつ、先日、生い茂る雑草とともに処分。小庭から『ふき』が消え去り、我が家の春の風景もようやく終わりを告げました。
毎年思うこと。来年こそは『ふきのとう』のうちに収穫して、早春のごちそうパスタに使ってみたいなぁ…なんて、鬼に笑われる？先のことはわかりませんが、今後の目標のひとつとしておこうと思います。
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
春野菜の『ふき』。６月中に終了したかったのに間に合いませんでした。もう７月。とっくに春は過ぎ去り、夏到来です。今回で『ふき』は終了し、次回は食材テーマが変わります。
