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今回のテーマ食材は『ふき』です。第1回はトマトソースのパスタです。
「今頃ふき?」ですよね。一般的には『ふき』の旬は5月までのようなので、またもや少々旬が過ぎた感もありますが、使っている『ふき』は自宅の小庭(?)で今もワサワサと繁殖中のもの、5月から6月初旬が収穫のピークです。まだ採れます。先月から試し試しパスタ作りに励んで(?)いたのですが更新が追いつきませんでした。
来年の記事にしようかとも考えましたが、人生何があるかわからないので(大げさ…)先延ばしは止めて、ちょっとくらい時期外れでもいいじゃないですか!と半ば無理矢理テーマにねじ込みました笑。季節はすでに初夏なのにカテゴリーは“春野菜”。見る度に首をすくめてしまいそう…自分へのささやかな戒めです。
他の山菜同様『ふき』は美味しくいただくには下処理が必要な食材なので、テーマの第1回目は、最初に『ふき』の下処理について、次にパスタをご紹介していきます。
☆ふきの下処理
*我が家の小庭で雑草取りついでに収穫した『ふき』。ちなみに葉もありましたが、虫がついていたり等で今回は処分。
①板ずり
水洗いして土や汚れを落とし、茹でる鍋に入る長さに切り分け、まな板の上で塩を振ってゴロゴロ手のひらで転がす。(茹でた後、皮が剥きやすくなります。)
②下茹で
鍋にたっぷりのお湯を沸かし、煮立ったら塩がついたままのふきを入れ、熱湯でかために茹でる。(細いもので2分程度、太いもので3〜4分茹でています。)
浮いてくる細いものから順に取り出して、冷水を張ったボウルに移し、
流水で洗い、
氷水に浸けて、よく冷やす。*水が温くなったら冷たい水に取り替えながら冷ましています。
③皮を剥く
ふきの太い方を上にして、2〜3㎝ほど一周分皮を剥く。
剥いた皮をまとめて、下に向かって引っ張り、皮を剥き取る。剥き残しがあるので、反対側からも同様に皮を剥く。
剥いた先から水に浸しておく。
④保存
皮を剥き終えたら使いやすい長さに切り分け、保存容器に入れて水に浸した状態で冷蔵庫で保存。一晩ほど浸してアクを抜く。
*毎日水を取り替え、冷蔵庫で1週間ほど保存できますが、時間が経つと味がボヤける気がするので早めに使い切ることをオススメします。
*『ふき』は繊維が多いので冷凍保存に向かない食材と聞いていたのですが、実は冷凍もできるという情報もチラホラ。機会があれば試してみようと思います。
★ふきとベーコンのトマトスパゲッティ
材料(少なめ1人分)
スパゲッティ 60g
ふき(下処理済み) 40g
ニンニク(潰す) 1/2片
薄切りベーコン 1枚
●調味料など
オリーブオイル 適量
トマトソース 大さじ3
塩 少々
粉山椒 たくさん
下準備
①ふき:水気を切って、斜め切りにする。
②薄切りベーコン:1㎝幅に切る。
作り方
- フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて強火にかける。ニンニクがシュワシュワしてきたら火を落とし、弱火でじっくり加熱する。ニンニクが薄く色づいてきたらベーコンを加えて加熱する。別鍋でスパゲッティを茹で始める。(袋に表示の標準茹で時間8分を7分で茹でています。)
- ベーコンから脂が出てカリッとしてきたら、ふきを加えて中火で炒め合わせる。
ふきの水分が飛んで全体に油が回ったら、スパゲッティの茹で汁お玉半分ほど加え、
トマトソースも加えて混ぜ合わせて煮る。
- 茹で上がったスパゲッティをフライパンに移し、 ソースとよく和える。味をみて足りなければ塩少々加えて調整する。 粉山椒をたくさん振ってザッと混ぜ、 火を止めてオリーブオイル少々まわしかけてひと混ぜし、 お皿に装い、お好みでさらに粉山椒を振りかけて出来上がり。
『ふき』は下処理後、日を置かず、30分程度水に浸けたものを使ってみたのですが、アクは抜けていたようで(たぶん)『ふき』ならではのシャキシャキした食感と良い香りを存分に味わうことができました。いや、美味しいこと♡。
粉山椒がピリリと効いた、ちょっと大人味のトマトソースにしてみました。“和”のもの同士で良い組み合わせ。山椒の風味が『ふき』によく合います。
“和”だけじゃぁありません。“和洋折衷”=ベーコンの旨味たっぷりのトマトソースが絡んだ『ふき』、なかなかイケます。フォークが止まらずあっという間に完食です。多少の時期外れもなんのその。たいへん美味しくいただきました。
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございます。
次回はオイルソースのパスタです。
色々あって、またもや更新が滞っておりました。誰にも人それぞれの“色々”があるもので、言い訳にはなりませんね。反省するばかり。毎日記事を更新している方々には頭が下がります。もう少し早いスパンで更新していくよう頑張りたいと思っています。