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“秋の味覚”キノコの中から今秋は『ひらたけ』をピックアップしてお送りしています。第4回は和風パスタです。
★霜降りひらたけの山椒風味和風スパゲッティ
材料(少なめ1人分)
スパゲッティ 60g
霜降りひらたけ 1/2パック(約70g)
ショウガ(みじん切り) 小さじ1
実山椒佃煮(刻む) 小さじ1/2
小ネギ(小口切り) 適量
お好みで粉山椒 少々
●調味料など
オリーブオイル 適量
めんつゆ(6倍濃縮)小さじ1+1/2
下準備
①霜降りひらたけ:石づきを取り、小分けにする。カサの大きいものは手で適当な大きさに割き、小さめのものはそのままに。
②実山椒佃煮:粒感を残す程度に刻む。
作り方
- フライパンにオリーブオイルとショウガを入れて弱火にかける。ショウガの香りが立ったらフライパンの空いたところに霜降りひらたけを入れ、少し火を強めて焼く。
霜降りひらたけに軽く焼き色がついたらショウガと炒め合わせる。別鍋でスパゲッティを茹で始める。(袋に表示の標準茹で時間8分を7分で茹でています。) - 霜降りひらたけとショウガが馴染んだら、スパゲッティの茹で汁お玉1杯ほど加える。
刻んだ実山椒佃煮、
めんつゆを加えて混ぜ合わせて煮る。
- 茹で上がったスパゲッティをフライパンに移し、ソースとよく和える。
味をみて足りなければ(足りなかったので)めんつゆ少々加えて調整し、
火を止めてオリーブオイル少々まわしかけてザッと混ぜ、
お皿に装い、お好みで粉山椒を振りかけ、小ネギを散らして出来上がり。
霜降りひらたけの簡単煮物をスパゲッティと合わせたような、いつもながらのお惣菜風スパゲッティ。霜降りひらたけの食感を楽しみたかったのでサッと煮た程度にしましたが、もう少し煮て、味が染みてクッタリした感じにしても美味しくいただけそうです。ご飯のお供にもなりそうです。
今回も具材は霜降りひらたけのみで作っています。アクセントになる風味にショウガを入れるか山椒にするかで迷った結果、両方入れましたが悪くないです。ショウガと山椒のそれぞれのピリッとした辛さと爽やか風味がケンカせず、霜降りひらたけを引き立ててくれたようでした。
霜降りひらたけ“だけ”だけに、かえって贅沢に思えるのは、なんとも安上がりな口だなぁと苦笑いしながら、たいへん美味しくいただきました。
11月に入り、ジワジワと冬の気配を感じるこの頃です。
先週からこちら北海道、札幌では“雪虫”の例年にない大量発生に大いに悩まされています。“雪虫”とはアブラムシの仲間で、一般的には白い雪みたいな綿状のものをお尻あたりに付けた虫で、飛び交う姿はまるで雪が降っているかのよう。「雪虫が3回出たら初雪が降る」とも言われる、まさに“冬の到来”を告げる風物詩みたいなものなのです。
なんて言うとちょっぴりロマンティックに聞こえるけれど、今年はそれとは別に綿のないアブラムシが大量発生。綿付きの子たちもそこそこ迷惑なのですが、綿無しの“奴ら”となると最早害虫以外の何者でもありません。吹雪か若しくは火事の煙?と見紛うほど無数に飛び交う雪虫=アブラムシには恐怖さえ感じます。外を歩くと全身を直撃!小さいから目にまで入ってくる始末。もう大変なのですよ。
早く“奴ら(綿無しアブラムシ)”が去ってくれることを願いながらも、その後は本格的な冬がやって来るわけで、また雪かきに追われる日々が始まるのだと思うと、それはそれでなんとも悩ましくて…まあ勝手なことったら。全く人間って虫以上に厄介な生き物ですねぇ。
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございます。
今回で霜降りひらたけは終了、次回は食材テーマを変えてお送りする予定です。