メン喰い日和

家庭パスタの食材使いきり節約レシピ

真ガレイのパスタ①トマトソース

 

ご訪問ありがとうございます。

 

今回の食材テーマは『真ガレイ』です。

北海道民にはお馴染みの魚のひとつで年中目にする魚ですが、日本海沿岸の『真ガレイ』漁の最盛期は4〜6月と、今がちょうど旬らしいので、パスタの食材に選んでみました。

第1回はトマトソースのパスタです。

 

 

★真ガレイとセロリのトマトソーススパゲッティ

材料(少なめ1人分)

スパゲッティ      60g

真ガレイ(焼いたもの) 40gくらい

ニンニク(潰す)    小1片

セロリ         15cmくらい

セロリの葉    飾り用に少々

タイム        2、3枝

ミニトマト       大2個

●調味料など

オリーブオイル      適量

塩、コショウ      各適量

トマトソース     大さじ3くらい

 

下準備

①真ガレイ:焼いた身をほぐしておく。

*前夜『真ガレイの香草焼き』を作り、食べきれずに残ったものを今回のパスタに使っています。パスタの後に簡単にご紹介します。

②セロリ:筋を取り除いた後、斜め薄切りにする。飾り用の葉は冷水に浸けてパリッとさせておく。

ミニトマト:四つ割りに切る。   

 

作り方

  1. フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて火にかける。ニンニクがシュワシュワしてきたら弱火に落とし、じっくり加熱する。ニンニクが色づいてきたらセロリを加えて炒める。セロリに油が回ったら別鍋でスパゲッティを茹で始める。(袋に表示の標準茹で時間9分を8分で茹でています。)

     

  2. セロリがしんなりしてきたらタイムを加えて炒め合わせ、

    トマトソース、

    スパゲッティの茹で汁お玉半分ほど加えて少々煮る。

     

  3. 真ガレイの身を飾り用に少々除けておき、残りをソースに加えてサッと煮る。


    スパゲッティが茹で上がる1〜2分前にミニトマトを加えて煮る。

     

  4. 茹で上がったスパゲッティをフライパンに移し、

    ソースと良く和える。味をみて、塩コショウで調整する。

    火を止めて、オリーブオイル少々加えてザッと混ぜ、

    お皿に装い、飾り用のセロリの葉を添え、残しておいた真ガレイの身を上に乗せ、コショウを振って出来上がり。

 

飾り用の『真ガレイ』は必要なかったかもしれないけれど、『真ガレイ』ならではのフワッフワの身を味わいたかったので乗せてみました😁やはりフワッフワで、良いアクセントになりました♡

 

ソースに加えた『真ガレイ』は、身が柔らかいので半ば同化してフワトロです。焼いたものを使ったので魚から出る味は若干希薄ですが、仄かな風味が『真ガレイ』の上品さ(?)を感じさせてくれました。

 

季節がら柔らかな春のセロリを合わせてみました。セロリは時にボリボリ食べたくなる大好きな野菜ながら、家族が苦手なのでなかなか食べる機会がありません。時折家族の留守を狙ってコッソリ購入しています。残りもコッソリ、スティックサラダでボリボリ消化する予定😁

 

火を通したセロリは独特のクセが抑えられるので、セロリが苦手な方でも食べられるのでは?と思いますが…嫌いな方は徹底的に嫌うもの。特に香りが苦手という方も多いようです。甘くて美味しいんですけどねぇ。ともあれ、セロリ好きの私としては爽やかでほんのりとしたこの香り、繊細な『真ガレイ』の良い相棒になってくれたと思います。

 

ソースの中の『真ガレイ』の穏やかな風味を探りつつ?味わいつつ、そのフワフワの身を楽しみながら、たいへん美味しくいただきました。

 

真ガレイの香草焼き

下準備のところで触れた“真ガレイの香草焼き”は、こんな感じのもの。

 

シンプルですが一枚丸ごとの姿焼きは見た目ちょっぴり豪華?で、昔から我が家のパーティー料理に頻繁に登場していた一品です。いつも姉が作ってくれていたもので、私が自分で作ってみたのはこれが初めて。上手く仕上がるかちょっぴり不安でもありました。

 

作り方は以下

①頭と内臓を除いた(下処理はお店のプロにお任せしています)『真ガレイ』に塩を振り15分ほどおく。水気を拭き取り、表(黒い面)に切れ目を入れる。

②フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて火にかけ、じっくり弱火で加熱する。

③ニンニクが色づいたら『真ガレイ』の表(黒い面)を下側にして入れ、タイムをメインに好みの香草を乗せて中火で8分ほど焼く。

*この時は他にローズマリーと色落ち始めたイタリアンパセリを加えました。魚にはディルが合うようですが、私はその香りがちょっと苦手なので使っていません。

④焼き色がついたら裏返し、蓋をしてさらに5分ほど焼いたら、白ワイン又は日本酒大さじ2杯ほど振って強火で煮立ててから蓋をして弱火でさらに5分ほど蒸し焼きにする。

⑤『真ガレイ』に火が通ったのを確認したら出来上がり。

*焼き時間は真ガレイの大きさ・厚さによって違ってくると思います。上記は目安です。

 

という感じです。ほぼ“ほったらかし料理”かな?

 

作り方は至極簡単ですが、おそらく塩加減と焼き加減が大きなポイントで、今回は塩はちょっぴり足りず、火は通っていたけれど焼きが甘くてもう一歩?という感じで理想の仕上がりとはなりませんでした。表面はもう少し焼いて、もう少し皮をパリッとさせたかった💧それでも『真ガレイ』そのものが新鮮だったおかげで、十分美味しく出来たと思います。

 

 

『真ガレイ』はじめ様々なカレイは北海道ではお馴染みの年中目にする魚。北海道でのカレイの漁場はほぼ全道一円ですが、地域によって、且つカレイ の種類によって旬は様々のよう。冒頭でも書きましたが、日本海沿岸の『真ガレイ』漁の最盛期は4〜6月ということで、今がちょうど旬らしいです。

 

先日、よく行く魚自慢のスーパーで“旬の魚!”と記された余市産の活きの良さそうな『真ガレイ』が目に入り、久しぶりに煮付けにしようかしらん♪と購入したのですが、しばらく口にしていない“香草焼き”がふと頭に浮かび、作ってみたのでした。パーティーでもなんでもなかったんですけどねー。

 

『真ガレイ』が大きかったので食べきれず、1/3ほど残ったモノを眺めていたら「これ、パスタに使っちゃう?」なんて考えがムクムクと湧き上がってしまったのでした😁。そうして今回のパスタ、半ば実験的でしたが思いの外美味しくできた(と思う)ので、この『真ガレイ』を食材テーマにしてみました。さて次回どうなることやらですが、失敗含め、楽しんで取り組みます♪

 

 

大好きな季節「風薫る五月」があっという間に去り、もう6月。こちら北海道、今時期は天気が不安定で、つい先日は暑くて暑くて日中はエアコンを入れて車を運転していたというのに、今夜はストーブを点けました💦毎朝「さて今日は何を着たらいいのやら?」と考えてしまいます。そろそろストーブとはお別れできると思いますが、遠くに見える山の頂上から雪が消えるまで、もう少しの間お世話になる夜もありそうです。

 

気まぐれな天候に振り回される花々も可愛そう。もうほとんど散ってしまった我が家の小庭の水仙やチューリップ、冷たい強風に煽られて倒れそうな日もあれば、カンカン照りの日差しのもとでグッタリとして萎れてしまいそうな日もありました。不安定な空のもとで健気に咲く姿はなんとも気の毒で、さらには雑草だらけで手入れができていないことが花たちに申し訳なく、庭を眺める度に「ごめんね、ごめんね」と呟く毎日なのでした。

 

荒れ放題の我が家の小庭にも嬉しい出来事がひとつ。

ほとんど枯れ木と化していた赤ツツジの一本、ここ数年はわずかに葉がつくだけだったのが、今年は花をつけたのです🌺。知らないうちに“花咲か爺さん”が来てくれたのかな?

*蕾の時に嬉しくなって撮影。肝心の満開時には撮りそびれました😢(周りのスギナとフキは少しずつ片付け中💦)

 

*こちらは枯れ木の隣にある別の木に咲く満開の赤ツツジの花。一足遅れて枯れ木の花も綺麗に咲いてくれました♡

 

枯れてしまったと思っていた木に数年ぶりに花が咲いているのを見る度、生命の強さに驚くと共に、あぁ、何もかもダメになってしまったわけじゃないのだと、私ももうちょっと頑張れるかもしれないと、なんとなく小さな希望や勇気みたいなものがムクムクと湧いてくるのでした。

 

 

今日も最後までご覧いただき、ありがとうございます。

 

 

次回はオイルソースのパスタです。