メン喰い日和

家庭パスタの食材使いきり節約レシピ

冬のごちそう①牡蠣のパスタ:前編〜オイルソース

 

ご訪問ありがとうございます。

 

3月に入りすっかり暖かくなってきました。もう春ですが、今回は“冬のごちそう”と題して『牡蠣』をテーマにお送りします。

 

2月のもっと寒いうちに載せたかったのですが、チャレンジするもなかなか上手くいかず…3度目の正直でようやく美味しく仕上がりました。多少時期外れの感はありますが『牡蠣』もまだ美味しい季節なので、ご紹介したいと思います。

 

尚、私には『牡蠣』は少々“贅沢食材”の“ごちそう”のため、前後編の2回のみとなります。

 

 

★牡蠣とブロッコリーのスパゲッティ

材料(少なめ1人分)

スパゲッティ       60g

生牡蠣(加熱用)       8個(約100g)

ニンニク(潰す)     1/2片

赤唐辛子(種を取り除く)   1本

タマネギ(みじん切り)  30g

ブロッコリー       40g

(小さい小房に分けておく)

●調味料など

牡蠣の下処理用に〜塩少々・片栗粉大さじ2

オリーブオイル      適量

塩、コショウ      各適量

 

下準備

牡蠣の下処理と下ごしらえ:

①ボウルに牡蠣を入れ、全体に塩少々振り、片栗粉大さじ2ほど加え、

牡蠣を潰さなうように優しく混ぜ合わせて汚れを取る。

②薄い塩水を張った別のボウルに牡蠣を移し、優しく振り洗いする。ヒダの間も丁寧に洗う。(2回)

③ペーパータオルなどで牡蠣の水気を取る。

④牡蠣の半量を粗みじん切りにする。

*今回の下処理では片栗粉を使いましたが、おそらく皆さまご存知のように、大根おろしを使う方法もあります。ちなみに大根おろしの方が汚れもきれいに落ちると耳にします。

 

作り方

  1. フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ強火にかける。オイルが熱くなってニンニクがシュワシュワしてきたら弱火に落としじっくり加熱する。ニンニクが香って色づいてきたら赤唐辛子を入れて加熱する。

    赤唐辛子が少し黒っぽくなってきたら牡蠣を入れ、軽く塩コショウをして焼く。

    牡蠣がプックリしてきたら裏返してもう片面も焼き、軽く焼き色がついたらいったん取り出す。

     

  2. フライパンにタマネギを入れて弱めの中火で炒める。

    タマネギが透き通ってしんなりしてきたら、刻んだ牡蠣を入れて炒め合わせる。別鍋でスパゲッティを茹で始める。(袋に表示の標準茹で時間7分を6分で茹でています。)

    牡蠣から出る水分が煮詰まってきたら、スパゲッティの茹で汁お玉1杯分入れて煮る。

     

  3. スパゲッティの茹で上がる2〜3分前にブロッコリーをフライパンのソースに加える。

    ブロッコリーが柔らかくなってきたら木べらで軽くつぶしながら煮る。

     

  4. 茹で上がったスパゲッティをフライパンに移し、ソースとよく和える。

    取り出しておいた牡蠣をフライパンに戻し、潰さないように優しく混ぜ合わせる。


    味をみて足りなければ塩少々加えて調整する。火を止めてオリーブオイル少量加えてザッと混ぜ、

    お皿に装って出来上がり。

 

 

牡蠣は半量を刻んでソースに加えてみたら、牡蠣の旨味がいっぱいで感動モノでした。自分で言うのも憚られますが、これまで口にした『牡蠣』のパスタの中でも一二を争う美味しさでした(自画自賛)。炒めたタマネギの甘みが加わることで、牡蠣の甘みと旨味がより引き立つようで、美味しさがさらにグレードアップしたようです。

 

口に入れる毎に牡蠣の旨味が広がります。ブロッコリーはもう少し細かくし、もう少し早く加え、もう少し柔らかくして潰し、ソースと合体させた方が良かったかな?と思いました。いつも“もう少し”なんですよね。まあ牡蠣の旨味がしっかり絡んだ“固形”状態も悪くなく、十分美味しくなっているので、今回はこれで満足しています。

 

牡蠣の旨味満載のごちそうパスタ、たいへん美味しくいただきました。

 

 

『牡蠣のパスタ』チャレンジ失敗談

冒頭にも書きましたが『牡蠣のパスタ』、失敗の連続でした。以下、失敗談を綴っています。失敗要因を忘れないよう記録しておこうと思ったものなので、ご興味なければ飛ばしてください。

 

私は『牡蠣』は生で食べるのが基本というか、一番美味しいと思っていて(牡蠣好きの北海道民過半数は賛同してくれるはず…?)我が家では鍋物以外は『牡蠣』を加熱して使ったことがほとんどなかったのです。

 

そんなことから当然のように購入するのは“生食用”の牡蠣。生食用の牡蠣が安い時があって、これでパスタに使ってみようじゃありませんか!と購入し、上機嫌で帰宅。下処理をしながら1個摘み食い。あぁ美味しい♪2個目に手が出そうになるのをこらえるのが大変です笑。

 

さて1回目。牡蠣と菜の花を合わせたアーリオオーリオペペロンチーノに挑戦。牡蠣は下処理後、軽く塩コショウをしてから旨味を閉じ込めるべく小麦粉を薄くコーティング。これが失敗の第一要因?(単に雑で下手なのですが)なんだか少しベタついてしまった…。さらに牡蠣自体も水っぽく感じて美味しくないのです。牡蠣の旨味も感じられず、菜の花のほろさ苦ばかりがクローズアップされる始末。牡蠣も菜の花も台無しです。

 

2回目。牡蠣とブロッコリーを合わせたアーリオオーリオペペロンチーノに挑戦。菜の花よりクセのない、我が家の定番常備野菜ブロッコリーに変更。牡蠣の小麦粉コーティングはやめて、牡蠣の旨味倍増作戦として半量を刻んでソースに加えてみました。が、全体量が少なかったので(ケチりました)効果半減。丸ごとの牡蠣とブロッコリーはそれぞれ単体で?美味しくいただきましたが、ひと皿の料理としては落第。

 

あー、もう牡蠣は無理かなぁと諦めかけていた時、ふと目にしたのがスーパーのチラシに掲載されていた特売の『牡蠣(加熱用)』。そういえば以前何かの料理番組で「加熱するなら生食用じゃない方が美味しくできる」と言っていたのを思い出しました。『牡蠣は生で♪』の自分の固定概念を捨て、スーパーに走りました。

 

そして辿り着いたのが今回のパスタ。失敗続きの後だけに、おそらく実際以上に美味しく感じたのだと思います。「牡蠣は生だけじゃない」ということを思い知った貴重な体験でした。

 

だからどうした?というようなことばかりを長々とおしゃべり。失礼いたしました。

 

 

今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

次回は『牡蠣のパスタ』の後編です。暖かさが増してきましたので、更新も急ぎます!