メン喰い日和

家庭パスタの食材使いきり節約レシピ

グリーンピースのパスタ④和風ソース

f:id:libertablu:20210521015816j:plain

 

ご訪問ありがとうございます。

 

食材使い切りの節約術で作る家庭料理のパスタ。『グリーンピース』がテーマの第4回は和風パスタです。

 

 

グリーンピースと鮭の和風パスタ

材料(2人分)

フジッリ(ショートパスタ)  100g

グリーンピース(生)      50g

ニンニク(潰す)         1/2片

タマネギ(みじん切り)     50g(約1/4個)

焼き鮭(甘塩)         50g(小さい一切れ弱)

●調味料など

オリーブオイル           適量

日本酒             大さじ2

薄口しょうゆ          小さじ1

無塩バター              5g

炒りごま            小さじ2

塩、コショウ            適量

f:id:libertablu:20210521171550j:plain

 

下準備

グリーンピース:*前回のクリームソースのパスタと同様の作業です。

1 ) パスタを茹でる鍋の湯に塩を加えて、先にグリーンピースを10分間茹でる。

f:id:libertablu:20210518235604j:plain

2 ) 茹で上がったらザルに上げ、飾り用に20粒ほど残して残りはフォークの背で粗く潰す。

f:id:libertablu:20210518235911j:plain 

②焼き鮭:*残りものの焼いた甘塩の鮭です。

骨と皮を取り除き、身をほぐしておく。

  

作り方

  1. フライパンにオリーブオイルとニンニク、タマネギを入れて弱火で炒める。

    f:id:libertablu:20210521173345j:plain

    タマネギがしんなりしてきたら、別鍋でパスタのフジッリを茹で始める。(袋の表示茹で時間12分を11分で茹でています。)

    フライパンに焼き鮭を加えて炒め、

    f:id:libertablu:20210521173454j:plain

    潰したグリーンピースも加えて炒め合わせる。

    f:id:libertablu:20210522031906j:plain 

  2. 全体が馴染んだら日本酒を加えて煮立て、

    f:id:libertablu:20210521173605j:plain

    パスタの茹で汁お玉2杯、薄口しょうゆを加えて煮る。ニンニクは取り除く。

    f:id:libertablu:20210521173640j:plain

    f:id:libertablu:20210521173720j:plain 

  3. 茹で上がったフジッリをフライパンに移し、ソースを吸わせるようによく混ぜ合わせる。

    f:id:libertablu:20210521173752j:plain

    味をみて足りなければ塩を加えて調整し、コショウ少々と炒りごまの半量を加え、

    f:id:libertablu:20210521173808j:plain

    バターを加えてザッと混ぜ合わせる。

    f:id:libertablu:20210521173825j:plain

    お皿に盛り分け、除けておいたグリーンピースと残りの炒りごまを散らして出来上がり。

    f:id:libertablu:20210521173904j:plain

    f:id:libertablu:20210521174030j:plain



 焼き鮭は、おにぎりの具材用に焼いたものが残っていたので使いました。(鮭フレークがあればもっとお手軽かもしれません。)甘塩の鮭の程よい塩気が自然と加わったので、味付けに塩は加えず、色合いも考えて薄口しょうゆを少量使いました。鮭の塩気と薄口しょうゆの風味がグリーンピースの甘みを引き立ててくれるようです。グリーンピースの緑と鮭のサーモンピンクで彩りも良く仕上がりました。ちょっと焦げもありますが。(笑)

 

グリーンピースはパスタを茹でる鍋で下茹でしたので、茹で汁に豆の旨味も溶け込んで(いると思うので)、なんとなくパスタのフジッリ自体にもグリーンピースの風味がじんわりと感じられる気がします。潰したグリーンピースの効果もあると思いますが。仕上げに加えたバターのコクもあり、見た目よりもしっかりした味わいです。炒りごまの風味もアクセントになりました。4種類目のグリーンピース最後のパスタ、甘みと香りをしっかり味わいながら美味しくいただきました。

 

 

グリーンピースについて③

グリーンピースの主な栄養と期待される健康効果

 

食物繊維の含有量が多い野菜の中でもトップクラスのタンパク質や糖質を主成分としており、カリウム、カルシウム、亜鉛、ビタミンB群などにも富んでいます。(ヤマサ醤油のHPより抜粋)

 

①タンパク質:血液や筋肉を作るなど=成長・発達・生命維持、免疫力向上

②食物繊維:腸内環境を整える=便秘解消、余分なコレステロールを排出=肥満・生活習慣病予防

③ミネラル

 1 )カリウム:体内の余分な塩分を排出=高血圧予防

 2)カルシウム:骨や歯の生成を助ける=骨粗鬆症予防

 3)亜鉛:体内の様々な酵素を正常に働かせる=味覚を正常に保つ、皮膚や粘膜の健康維持、脱毛予防など

④ビタミンB群:体の調子を整えるなど=疲労回復、美肌・美髪効果、成長促進、老化防止

 

など、です。

 

 

“とても栄養価が高い野菜”と評価されながらも『グリーンピース大好き!』という言葉はあまり聞いたことがないのが正直なところ。私の勝手な思い込みかもしれませんが、『嫌い』とまではいかなくとも『苦手』とか『あまり好きじゃない』とか、あるいは『好きでも嫌いでもない』といった意見の方が多いような気がします。

 

昭和世代の方なら共感していただけるのではないかと思う話。遠い昔、たぶん中学校の調理実習で『グリンピースご飯』を作った時、子供の味覚には合わなかったのか、その味気無さにがっかりしました。大人よりも子供の舌の方が敏感なのではないかと思うんですけどね。また、当時冷凍野菜で重宝されていた『ミックスベジタブル』に入ったグリーンピースもちっとも美味しいと思ったことはなく、食べるのはトウモロコシとニンジンばかり。お皿に残ったグリーンピースを親に叱られながら渋々食べた記憶があります。

 

そんなことからグリーンピースには特に思い入れも〜良い記憶も〜ないまま数十年を経て、ずいぶん大人になってから初めて生のグリーンピースに出会い、なんだか気になって使ってみたら、「おや、君がこんなに香りがあって美味しかったとは!」と驚いたのでした。だからといって大好物になったわけではありませんが、あまりお目にかかれない生のグリーンピースなんかを見かけると、「ああ、忘れていたけれど、君の季節がやってきたんだね」なんて、なんだか愛おしくなってしまうのです。

 

 

メイン料理の付け合わせとか、シュウマイのトッピングとか、何かと脇役に回りがちなグリーンピース。旬の季節ぐらいは主役にしてあげたくなります。今回購入した生のグリーンピース200gで4種のパスタ。なんとか失敗無く仕上がって、無駄なく使い切ることができました。あまり使い慣れた食材ではないので、その本来の美味しさを引き出せた自信はありませんが、グリーンピースのパスタ、季節を感じながら美味しくいただきました。

 

 

もう5月も後半です。昨年に引き続いてのコロナ禍で、ゆっくりと季節を愛でる気も削がれがちです。冬が長い北海道は雪が溶ける4月末あたりから一斉に花が咲きはじめ、5月は新緑も美しくて本当に良い季節で、どうぞ北海道へいらっしゃってくださいと言いたいところが、再び緊急事態宣言。一年経ってもこんな状況のままなんて、どういうこと?…思うことは多々ありますが、言わずもがな。こんなご時世でも関係なく、我が家のミニガーデンでは今年も花々が生命力いっぱいに咲き誇ります。癒されます。

f:id:libertablu:20210523002206j:plain

ツツジが満開

 

f:id:libertablu:20210523002251j:plain

チューリップも咲き始めました。

 

f:id:libertablu:20210523002400j:plain

f:id:libertablu:20210523002415j:plain

個性派揃いです。

 

個人の見解と好みですが、北海道に旅行するなら寒い寒い2月初旬と、新緑と花咲き乱れる5月が最高でオススメです。暑くなる前の7月も爽やかで良い気候です。あ、紅葉の9月末から10月も綺麗です。もういつでもいいですね。来年は是非お越しください。

 

 

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

 

 

次回は食材テーマが変わります。