ご訪問ありがとうございます。
食材使い切りの節約術で作る家庭料理のパスタ。今回の食材テーマは『ひじき』です。第1回はトマトソースのパスタです。
★ひじきと肉そぼろのスパゲッティ
材料(2人分)
スパゲッティ 120g
芽ひじき(乾燥) 大さじ1+1/2
(*水で戻して60gくらい)
ニンニク(潰す) 1/2片
合い挽き肉 60g
ササギ 4本
●調味料など
オリーブオイル 適量
日本酒 大さじ2
トマトソース 大さじ5
塩、コショウ 各適量
下準備
①芽ひじき:さっと洗い、たっぷりの水を張ったボウルに入れ20分ほど浸ける。2〜3回水を変えて洗い、ザルにあげて水気を切っておく。
②合い挽き肉:下味に塩、コショウを少々まぶしておく。
③ササギ:あれば筋を取り、5㎜幅の斜め切りにする。
作り方
- フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかけ、ニンニクが色付いたら合い挽き肉を入れ、
片面を焼き付けてから粗くほぐして炒める。
合い挽き肉全体にさっと火が通ったら、ひじきを加え、塩少々振って中火で炒める。別鍋でスパゲッティを茹で始める。(袋の表示茹で時間8分を7分で茹でます。)
- ひじきの水分が飛んで油がまわり、合い挽き肉と馴染んだら、
日本酒大さじ2を加えて煮立たせ、
スパゲッティの茹で汁お玉1杯加え、
トマトソースも加えて煮る。
- スパゲッティの茹で上がる3分くらい前に、スパゲッティを茹でている鍋にササギを入れて一緒に茹で上げる。
- 茹で上がったスパゲッティとササギをフライパンに移し、ソースとよく混ぜ合わせる。
水分が足りなければスパゲッティの茹で汁を適宜加える。
塩、コショウで味を整え、お皿に盛り分けて出来上がり。
春が旬の食材を探していたら、『ひじき』の旬が3月〜5月ということを知りました。近所のスーパーでは『生ひじき』は見かけたことがなく、デパ地下ならあるのかな?と思い、街なかに出た時に探してみましたが見当たらず。鮮魚売り場のお兄さんに聞いてみましたが、『生ひじき』が入荷することはないとのこと。あらら。
よくよく調べてみたところ、採れたての生ひじきというのは硬く渋みが多く、食用にするためには一度乾燥させてから加熱処理するなど、様々な工程が必要なのだそう。スーパーなどでも売られているらしい『生ひじき』は、乾燥品を蒸したもののようでした。へぇ、そうだったんだ。
『ひじき』は身近な食材ですが、私たちの口に入るまでには随分と手間がかけられたものなのだと知り、この歳になるまで(?)そんなことも知らずにいたことがちょっと恥ずかしくもあり、あらためて生産者の方々、加工業者の方々に頭が下がる思いです。
『ひじき』のことを少しだけ知って、これは是非『ひじき』を使ってみなければ!と思い、今回の食材テーマに選んでみた次第です。乾燥ひじきですが。(笑)
さて、今回のパスタ。ひじきは和風パスタで脇役に加えたことはありましたが主役で使うのは初の試み。(以前『大豆のパスタ④和風ソース』で使ってみました。ご参考まで。)
トマトソースと合うかな?どう合わせたらいいかな?と悩みながら作ってみました。ひじきの繊細な風味を損なわないように、あまり余計なものを加えず、かつ食べ応えも欲しかったのでこんな組み合わせ〜合い挽き肉(ちょうど買ってきたので)+ササギ(彩り良く、クセのないもの&冷蔵庫にあったもの)にしてみました。
合い挽き肉の旨味がふっくら柔らかな『ひじき』にしみて、美味しさが増し増しです。とてもコクのある味わいながら、それが合い挽き肉によるものなのか、ひじきによるものなのかは判定つかず。時折ひじきのほんのり潮の香りがふわっとするような気がするのは、そうあって欲しいという願望?…定かではありませんが、でも、たいへん美味しくいただきました。
クセのない『ひじき』はトマトソースとも仲良くしてくれました。どうやら相性はとても良いようです。…が、生のトマトと合わせたら『ひじき』の美味しさをもっとクローズアップできたかも?とも思いました。また別の機会に試してみようと思います。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
次回はオイルソースのパスタです。