メン喰い日和

家庭パスタの食材使いきり節約レシピ

しらすのパスタ④和風ソース

f:id:libertablu:20210416143446j:plain

 

ご訪問ありがとうございます。

 

食材使い切りの節約術で作る家庭料理のパスタ。『しらす』がテーマの第4回は、和風パスタです。

 

 

しらすと小揚げの山椒風味スパゲッティ

材料(2人分)

スパゲッティ        120g

釜揚げしらす         30g

小揚げ            1枚

ピーマン           2個

実山椒の佃煮        小さじ1/2

●調味料など

オリーブオイル        適量

みりん           小さじ2

薄口しょうゆ        小さじ1

しょうゆ          小さじ1

f:id:libertablu:20210416144053j:plain

 

下準備

小揚げ:熱湯をかけて油抜きし、横に8㎜幅に切る。

ピーマン:縦半分に切って種を取り除き、縦に3〜4㎜幅に切る。

実山椒の佃煮:粗みじん切りにする。

 

作り方

  1. フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、しらすの分量2/3と小揚げを入れて中火で炒める。

    f:id:libertablu:20210416145721j:plain

    全体に油がまわったら、別鍋でスパゲッティを茹で始める。(袋の表示茹で時間8分を7分で茹でます。)

    f:id:libertablu:20210416145738j:plain 

  2. しらすと小揚げがカリッとしてきて良い香りがしてきたら、スパゲッティの茹で汁お玉2杯、

    f:id:libertablu:20210416145757j:plain

    刻んだ実山椒の佃煮、

    f:id:libertablu:20210416145852j:plain

    みりん小さじ2、

    f:id:libertablu:20210416145908j:plain

    薄口しょうゆ小さじ1を加えて煮る。

    f:id:libertablu:20210416145928j:plain 

  3. スパゲッティが茹で上がる1分半くらい前に、フライパンにピーマンを加えて混ぜ、火を通す。

    f:id:libertablu:20210416145957j:plain

    f:id:libertablu:20210416150013j:plain 

  4. 茹で上がったスパゲッティをフライパンに移し、ソースとよく混ぜ合わせ、

    f:id:libertablu:20210416150042j:plain

    しょうゆ小さじ1を加えて強火にしてザッと混ぜ合わせる。

    f:id:libertablu:20210416150059j:plain

    火を止めてオリーブオイル少量加えてザッと混ぜ、

    f:id:libertablu:20210416150121j:plain

    お皿に盛り分け、残りのしらすを散らして出来上がり。

    f:id:libertablu:20210416150404j:plain

    f:id:libertablu:20210416150436j:plain



一度失敗しました。濃縮のめんつゆを使って薄め方が足りず、加えるタイミングも悪くて小揚げがしょっぱくなってしまい、除けて食べる羽目に…。で、再挑戦することに。140gあった釜揚げしらすも底をつき(一部、夕食の焼き魚の付け合せに大根おろしと和えて消化済み)、スーパーで追加購入。

f:id:libertablu:20210416152249j:plain

『使い切り』どころか、余計な買い物になっちゃったなぁと反省しつつ、美味しく食べ切るぞ!と誓い(?)、気合いを入れて再挑戦。

 

 

今回はめんつゆは使わず、みりんと薄口しょうゆ&しょうゆの組み合わせに変更しました。色味は薄いですが、しらすと小揚げの旨味が出汁になってコクのある味わいです。具材としての小揚げも程よく煮汁を吸って、今回は美味しく〜除けることなく〜いただきました。実山椒の佃煮は香りよく、ピリッとしたアクセントに。

 

何か春野菜と合わせたかったところですが、トマトソースの回に使った春キャベツ以外の『春物』は在庫がなく、かと言って、もう“余計な買い物”はしたくないので、冷蔵庫にあるものの中から彩りと栄養価でピーマンを抜擢しました。しらすの旨味がピーマンに絡み、苦味よりも甘みが勝るよう。ふんわりのしらすとシャキッとしたピーマンの食感も楽しめます。

 

後になって思ったのは、ちりめん山椒を使えばもっと手軽に作れただろうに、ということ。でも今回は釜揚げしらすを使いたかったから、まあいいか。今度ちりめん山椒でも作ってみようと思います。

 

“余計な買い物”の釜揚げしらす。美味しくいただくことができて一安心。40g入りのものなので残り10g。夜に大根おろしとともに、ご飯にのせて平らげました。

 

ちなみに失敗パスタで除けた小揚げは、刻んでタケノコご飯の具材に加え、美味しくいただきました。失敗も時には役に立ちます。

f:id:libertablu:20210417170606j:plain

 

しらすについて②

言わずと知れた栄養豊富な小魚の『しらす』。小さいけれど丸ごと〜見えないけれど、おそらくあるに違いない骨まで食べられるので、カルシウム補給に大いに役立ってくれるはず。骨の老化の一途をたどる『お年頃』にはありがたい食材です。カルシウムの他にも色々な栄養があるので一部挙げてみました。

しらすの主な栄養と期待される健康効果

①カルシウム:骨や歯を生成→骨粗鬆症予防

ビタミンD:カルシウムの吸収を助け丈夫な骨や歯を作る→骨粗鬆症予防

③ビタミンB 12:脳神経や脳細胞の再生を促す→自律神経失調症不眠症の改善

        赤血球の生成→貧血予防

④セレン:血管を広げ血液の凝固を防止→脳梗塞心筋梗塞を予防

     抗酸化作用→老化防止や更年期障害の改善

 

その他、しらすは青魚の稚魚なので、青魚に多く含まれるDHAEPAの健康効果〜生活習慣病予防、認知症予防なども大いに期待できそうです。

 

しらすの栄養』としてざっくりまとめましたが、今回使った『釜揚げしらす』はじめ『生しらす』『しらす干し』『ちりめんじゃこ』など、加工方法によって栄養価に違いがあるようです。

 

にわか仕込みの栄養学(?)、間違いなどありましたらスミマセン。

 

 

北海道産のしらす

しらすについて調べていると、北海道でもしらすの産地があることを知りました。そういえば以前テレビで見たような気も…。すっかり失念していました。

 

しらすが獲れるのは『寿都(すっつ)』という港町。札幌市と函館市のほぼ中間に位置する後志管内の日本海に面した町で…と言っても北海道以外の方はわかりにくいですよね。今や外国人に人気のニセコ倶知安からほど近い、車で1時間ほどの海沿いの町、と言ったほうがわかりやすいかも?

 

寿都町で『しらす』が獲れるのは4月末から5月末頃。期間限定で、日によっては生しらす丼も味わうことができるようです。食べてみたいなぁ。札幌からは車で3時間くらいなので、気力体力とタイミングが合えば、是非行ってみたいものです。

 

とはいえ、不要不急の外出は憚られるこの頃、さらに今は札幌からの往来は自粛の時期。今年は無理かな?早くワクチン接種が広く行われ、できれば治療薬が開発されて、以前のように自由に行動、活動できるようになる日が来ることを願うばかり。

 

 

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

 

  

しらす』は今回で終了です。次回は食材テーマが変わります。