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食材使い切りの節約術で作る家庭料理のパスタ。ニンジンがテーマの第4回は、和風パスタです。
★ニンジン鶏そぼろの和風スパゲティ
材料(2人分)
スパゲッティ 120g
ニンジン(すりおろす) 1/2本(80g)
鶏ひき肉(塩少々混ぜておく) 70g
ピーマン(みじん切り) 1/2個
ショウガ(すりおろす) 小さじ1
日本酒 大さじ2
みりん 小さじ1
薄口しょうゆ 小さじ1+1/2
和風顆粒だし 小さじ1
(カップ3/4のお湯で溶いておく)
無塩バター 5g
オリーブオイル 適量
作り方
- フライパンにオリーブオイル少量とバターを入れ、すりおろしたニンジンを弱めの中火で炒める。ニンジンの水分が飛んできたらフライパンの端に寄せ、空いたところで鶏ひき肉をほぐしながら炒める。鶏ひき肉が白っぽくなってきたらニンジンと混ぜ合わせて炒める。
- ニンジンと鶏ひき肉が馴染んで全体がポロポロになったら、日本酒、お湯カップ3/4に溶いた和風だし、みりん、薄口しょうゆ小さじ1を入れて混ぜ合わせ、煮立ったら火を弱めて煮る。
- スパゲッティが茹で上がる2分くらい前に、フライパンにピーマンとショウガを入れて混ぜ合わせ、サッと火を通す。
- 茹で上がったスパゲッティをフライパンのソースに加えて混ぜ合わせ、薄口しょうゆ小さじ1/2を鍋肌から加え、火を強めてざっと混ぜ合わせる。お皿に盛り分けて出来上がり。
彩りにピーマンを加えました。考えてみると、子供の嫌いな野菜の上位を争う、ニンジンとピーマンのコンビです。青菜や小ネギの方が良かったかもしれませんが、緑、緑、と考えながら冷蔵庫を開けて目に入ったのがピーマンで、これはちょうどいいところでお会いしました(?)と、選んだ次第です。お子さんたちには嫌われるパスタかもしれません…。
味としては、ニンジンの甘さに加えてみりんも入ってほんのり甘め。バターの風味も遠くからやってきます。ショウガのほのかな辛みと、最後に加えたしょうゆの香りが全体を引き締めてくれます。鶏ひき肉はニンジンの風味を邪魔しない軽い旨味とボリュームで、食べ応えアップに大いに活躍してくれたと思います。
ニンジンの栄養
ニンジンに含まれるβカロテンは英名の『キャロット』が由来とか。βカロテンは体内でビタミンAに変わって免疫力を高め、皮膚や粘膜の健康維持に役立つ他、抗酸化作用が強いので、肌の老化防止といった美容効果もあるようです。βカロテンの他に食物繊維、カリウムも豊富なので、高血圧などの生活習慣病予防に役立ちます。
ニンジンについて調べながら書いていて、はたと気づいたのが病院食のメニュー。家族が入院していた時のこと。毎夕、病院で提供されている食事には必ずニンジンが入っていました。『ニンジンは体にいいから毎日出てくるんだね〜。』なんて軽く受け止めていましたが、ちゃんと根拠があったのだと、今になってわかりました。
『生活習慣病』。言葉にするとなんとなく軽く聞こえますが、実際は大変恐ろしく、誰にでも突然降りかかる、起こりうる危険な病気です。飲酒も喫煙もせず、適度な運動を心がけ、食生活も塩分控えめを心がけて日々を送っていても、突然病に倒れることがあります。その一方で、大酒飲みだったり、ヘビースモーカーでも、病気ひとつせず元気に過ごしている人もいます。理不尽というか不思議というか…。
話が逸れました。
子供には嫌われているらしいニンジンですが、栄養満点。調理次第で美味しくいただける野菜だと思います。彩りもよく、見た目も綺麗。他にも栄養満点の野菜は多々ありますが、せっかくの旬の季節、生活習慣病予防においても、大人の方には積極的に食べることをオススメしたいニンジンです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
ニンジンの大皿パスタがありませんので、ニンジンテーマは今回で終了します。次回は食材テーマが変わります。
明日は日曜日。お休みの方もお仕事の方も、どうぞ良い一日をお過ごしください。