ご訪問ありがとうございます。
食材使い切りの節約術で作る家庭料理のパスタ。『カリフラワー』がテーマの第3回は、クリームソースのパスタです。
材料(2人分)
フジッリ(ショートパスタ) 100g
カリフラワー(小房に分ける) 100g
鶏胸肉(1㎝角に切る) 70g
タマネギ(みじん切り) 50g(約1/4個)
白マッシュルーム 4個
小ねぎ(小口切り) 2本
●調味料など
塩、日本酒、小麦粉(鶏胸肉用) 各少々
オリーブオイル 適量
無塩バター 5g
固形ブイヨン 1/4個
生クリーム(植物性) 1/2カップ
粒マスタード 小さじ2
塩、コショウ 各適量
*好みで粉チーズ 適量
下準備
①カリフラワー:きれいに洗って水気を切り、小さめの小房に分ける。
②鶏胸肉:1㎝角に切り、下味に塩と日本酒各少々をまぶしておく。調理の直前に水気を拭き取り、小麦粉少々をまぶす。
③マッシュルーム:四つ割り、又は大きいものは六つ割りに切る。
作り方
- フライパンにオリーブオイルを熱し、鶏肉を入れて中火で焼く。
薄く焼き色がついたらいったん取り出す。
- フライパンにバターを加え、弱火でタマネギを炒める。
タマネギが薄く色づいてしんなりしたらカリフラワーを加えて炒め合わせる。
カリフラワーに油がまわったらマッシュルームを加え、軽く塩を振って炒める。このあたりでパスタのフジッリを茹で始める。(袋の表示茹で時間13分を12分で茹でています。)
- 全体が馴染んだらパスタの茹で汁お玉1杯と固形ブイヨンを加え、
蓋をして弱火で煮る。
- パスタが茹で上がる2〜3分前にフライパンに鶏胸肉を戻し入れて一緒に煮る。
- 茹で上がったフジッリをフライパンに移し、生クリームと粒マスタードを加えて混ぜ合わせてサッと煮る。
塩、コショウで味を整え、お皿に盛り分け小ねぎを散らして出来上がり。
*お好みで粉チーズをかけてお召し上がりください。
粒マスタードがアクセントの、少しサッパリしたクリームソースのパスタです。軽い酸味がカリフラワーの甘みを引き立てます。マッシュルームの香りも加わり、味わいのある仕上がりになったかな?と思います。
あっさりとした鶏胸肉は主役のカリフラワーの邪魔しないながらも旨味となり、コロコロ状態でふんわり柔らかく、全体のボリュームアップにも貢献してくれていると思います。
カリフラワーについて②
カリフラワーの主な栄養と期待される健康効果
ビタミンC:皮膚や粘膜の健康維持→美肌効果、免疫力アップ→風邪予防など
カリウム:体内の余分なナトリウムを排出→高血圧予防
食物繊維:整腸作用→便秘解消
など、大雑把ですが、主なものを挙げてみました。
カリフラワーは兄弟分ブロッコリーの突然変異したものだそうです。そう捉えるとブロッコリーが『兄』のように思えますが、日本の料理史(?)における出現順から(おそらく)、個人的には兄=カリフラワー、弟=ブロッコリー、と勝手に思っています。
近年は弟ブロッコリーの方がその栄養価などから脚光を浴びる一方、兄カリフラワーは影に隠れてしまったような気がしますが、兄だって負けていません。ビタミンCに関しては、カリフラワーの方が加熱した際の損失が少ないというではありませんか!どちらも新鮮なものは生食可とのことですが、どちらも加熱するのが一般的と思われる野菜たち。乾燥で肌荒れが気になるこの季節、美容と健康のためにも(?)、もっとカリフラワーを使ってあげたいものです。
生食といえば、昔、アメリカに留学していた友人が、ホームステイ先で生のブロッコリーを食べてとっても美味しくてビックリしたそう。アメリカではブロッコリーをサラダに入れる時は生が定番らしいです。帰国してからそれを思い出し張り切って生ブロッコリーのサラダを作ってみたけれど、ちっとも美味しくなくてがっかりしたと言っていたっけ。おそらくは生ブロッコリーの美味しさを引き立てるような、ブロッコリーに合う味のドレッシングというのがあるのでは?という気がします。いつかチャレンジしてみよう!…と思うこと10年以上。まだ試していません。
ブロッコリーとカリフラワー、個人的にはどちらも好きな野菜ですが、今回はカリフラワーを主役に選んだので『お兄ちゃん、頑張れ!』と応援したいところです。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
次回は和風パスタの予定です。