メン喰い日和

家庭パスタの食材使いきり節約レシピ

サバ缶のパスタ①トマトソース

 

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こんばんは。ご訪問ありがとうございます。

 

食材使い切りの節約術で作る家庭料理のパスタ。今回の食材テーマは『サバ缶』です。第1回はトマトソースのパスタです。

 

 

★サバ缶とナスのトマトソースのペンネ

◆材料(2人分)

ペンネ(ショートパスタ) 100g

さば水煮缶(缶汁含む)  1/2缶

ナス           1本

ニンニク(みじん切り)  1/2片

アンチョビー(みじん切り)1枚

大葉(千切り)      5枚

白ワイン         大さじ2

トマトソース       大さじ5〜6

オリーブオイル      適量

塩、コショウ       各適量

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◆下準備

①さば水煮缶:サバは身と缶汁を分け、身は大きくほぐしておく。

②ナス:ピーラーで皮をざっくり剥き、長さ半分に切ってから各6等分くらいに切る。水に5分くらい晒してアクを取ってから水気を切っておく。

③大葉:包丁またはハサミで細切りにし、サッと水にくぐらせてから水気を切っておく。

 

◆作り方

  1. フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかけ、ニンニクの香りがたったらナスを入れて焼く。ナスに焼き色がついたらほぐしたサバを加えてサッと炒め合わせる。

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  2. 白ワインを加えて煮立たせ、煮詰まったらサバ缶の缶汁とトマトソースを加えて煮る。

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  3. ソースが煮詰まってきたらパスタの茹で汁を適量加えて濃度を調整する。パスタの茹で上がる少し前に、フライパンのソースにアンチョビーを加えて煮る。

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  4. 茹で上がったペンネをフライパンのソースに加えてよく混ぜ合わせる。塩、コショウで味を整え、火を止めてオリーブオイル少量加えてザッと混ぜ、お皿に盛り分け大葉を散らして出来上がり。

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ニンニクの香りとアンチョビーの旨味をプラスすることで、サバ缶のクセを抑えて風味もアップ。サバが苦手な方にも美味しく食べられるものを目指しました。サバの栄養を無駄にしないように缶汁もソースに加えました。サバの旨味いっぱいのトマトソースがまとめ役となり、具材のサバとナスを引き立てます。

 

皮をむいたナスのとろりとした食感も美味しい要素。サバの旨味がしみて、より一層美味しく感じます。大葉の爽やかな香りを加え、後味もさっぱり。パスタを美味しく彩ります。大葉をうまく散らせずナスも隠れてしまい、ちょっと残念な写真となりましたが、味は良く、満足の一皿です。

 

 

◆サバ缶について

 

最近の巣ごもり生活で、缶詰類は普段にも増して何かと役立つストック食材。週明けには緊急事態宣言が全国的に解除になる見通しのようで巣ごもり生活も終了となりそうですが、平時(?)においても缶詰類は使い勝手の良い食材のひとつ。旬の食材ではありませんが、缶詰類の中でも人気と思われる『サバ缶』を今回のテーマに選んでみました。

 

テレビの健康情報番組で頻繁に取り上げられる『サバ缶』。その影響もあってか、ここ数年で販売数は急上昇し、最近はツナ缶の販売数を抜いたという話も聞きます。そういえばスーパーの棚からサバ缶の姿が消えたこともありましたっけ。情報に踊らされがちなことも否めませんが、日本人の魚離れが嘆かれる中、サバ缶が美味しいこと、体に良いこと、便利なこと、みんなちゃんと分かっているんですよね。

 

我が家でもサバ缶はツナ缶とともに常備食材のひとつで、水煮缶の他、みそ煮や煮付も購入しています。何にも作る気になれず食欲のない時など、味のついたものはメインディッシュになってくれるので大助かり。

 

以前はサンマの蒲焼缶もお気に入りでしたが、サンマの漁獲量の激減で缶詰の価格も高騰してからあまり買わなくなりました。ここ数年はサバも不漁になってきたらしく、サバ缶も以前ほど安価ではなくなりつつあるのが悩ましいところです。

 

サバ缶の栄養

さて前置きが長くなりましたが『サバ缶』の栄養について少しだけ。何より話題になるのは青魚に含まれる『DHA』と『EPA』など。栄養学の専門家ではないので詳細はジャンプして、主な健康効果についてザックリ挙げてみます。

 

生活習慣病の予防:中性脂肪コレステロール値を下げる(DHA血液サラサラ効果(EPA

認知症予防:脳に働き、記憶力の維持や向上に効果(DHA

骨粗鬆症予防:丈夫な骨を生成し、骨密度の低下を予防する(カルシウム、ビタミンD

 

他にも色々優れた効果があるようですが、お年頃の中高年世代にとって大事な3点をピックアップしました。健康志向ではありませんが昨年病気をして以来、多少は気をつけようと思いながら日々を過ごしています。

 

DHAEPAとはオメガ3脂肪酸という人間の体に必須な栄養素とのこと。それにも関わらず体内で合成することがほとんど出来ないため、食べ物で補わなければならないというのですから、なんとも厄介な栄養素ですねえ。

 

そんな世話の焼けるDHAEPAを豊富に含むのが青魚で、中でもサバに含まれるDHA量はトップクラス。それらの栄養素を逃さず、かつ手軽に摂取できるものとして注目されたのが缶詰。王者『ツナ缶』を退けて『サバ缶』が一気にスターダムにのし上がったことも頷けます。

  

 

 使い勝手が良く便利な上、栄養満点のサバ缶。中でも水煮缶は自分好みの味付けにしてバリエーションを楽しむことができます。サバ缶の料理本も多数出版されている中、ご参考になるとも思えませんが、サバ缶料理のレパートリーを増やすヒントになれば幸いです。

 

 

 

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 

 

 

次回はオイルソースのパスタの予定です。