ご訪問ありがとうございます。
今が旬の人気の山菜『うど』をテーマにお送りしています。第4回は和風パスタです。
★うどと鶏そぼろの和風スパゲッティ
材料(少なめ1人分)
スパゲッティ 60g
うどの皮(千切り) 約2/3本分(約50g)
*下茹で後、冷凍したものを使っています。
鶏ひき肉 40g
ショウガ(千切り) 小さじ1
三つ葉 1/2株(10本)
●調味料など
オリーブオイル 適量
ごま油 少々
日本酒 大さじ1
めんつゆ(6倍希釈) 小さじ1+1/2
下準備
①うどの皮(下茹で後、冷凍したもの):半解凍の状態で千切りにする。
*『うど』の下処理と保存については、第1回のトマトソース編でご紹介しています。お手数ですが、よかったらご参照ください。
②鶏ひき肉:塩少々まぶしておく。
③三つ葉:葉と茎を分け、茎は3㎝くらいの長さに切っておく。
作り方
- フライパンにオリーブオイルとごま油少々入れて熱し、鶏ひき肉を入れて焼く。
鶏ひき肉の周りが白くなったら粗くほぐし、うどの皮を加えて火を少々強めて炒め合わせる。*半解凍状態のうどから水分が出るので、水分を飛ばします。
うどの水分が飛んできたらショウガを加えて炒め合わせる。別鍋でスパゲッティを茹で始める。(袋に表示の標準茹で時間7分を6分で茹でています。) - 全体が馴染んだら日本酒を加えて強火で煮立て、
スパゲッティの茹で汁お玉1杯ほど加え、
めんつゆ小さじ1も加えて煮る。
スパゲッティが茹で上がる少し前に、三つ葉の茎を加えて混ぜ合わせサッと火を通す。 - 茹で上がったスパゲッティをフライパンに移し、ソースと混ぜ合わせる。
味をみて足りなければ(足りなかったので)めんつゆ小さじ1/2ほど加えて調整し、
火を止めて、ごま油少々加えてザッと混ぜ、
お皿に装い、三つ葉の葉を飾って出来上がり。
今回の主役の『うど』は下茹で後に冷凍していた皮のみを使いました。なんと甘いこと!素朴な甘さが感動モノです。『うど』ならでは“ほろ苦”は何処へやら?で、ちょっぴり物足りないかな?と一瞬思いましたが、噛むと『うど』の香りがフワッと広がりました。
日本のハーブ、三つ葉を加え「和の香り」増幅作戦(?)です。お正月や雛祭りなどの「和」イベント時期以外、三つ葉を買うことはほとんど無いのですが、今回のパスタを作る数日前、たまたま茶碗蒸しを作る機会があり珍しく購入していました。ちょっと鮮度が落ち始めてきていたので、これはサッサと消化しなければ!と、今回のパスタに加えてみたところ、さすが和野菜(香味野菜?)、少しの量で一気に和風になりました。
ショウガも加えてさらに「和」要素をクローズアップ。ピリリとした辛さで『うど』の甘みが更に引き立ちます。鶏そぼろも加えてボリュームアップ。「和の香りを」を満喫する食べ応え有りのひと皿、ごま油の香りにも食欲をそそられながら、たいへん美味しくいただきました。
『うど』をテーマにした今回のチャレンジで購入した『うど』1本、冷凍したものが少々残っていますが、皮を含めてほぼ使い切りました。『うど』は捨てるところが無いと言われる通り、根元の固い部分以外はすべて、無駄なく美味しくいただきました。そこそこお買い得と思われる1本298円(税別)これで春を満喫できるなんて、なんとも“お値段以上”でした。
今回は秋田県産の『うど』を使ったのですが、最近になって北海道産がボチボチ出回り始めたので、もう少し『うど』の季節を楽しめそうです。次に購入したなら今回は作れなかった定番の天ぷらや酢みそ和えなども味わいたいなぁなんて、買うかどうか、作るかどうかもわからずに、妄想ばかりが広がるこの頃です笑。
GWも後半に入りました。北海道では例年はちょうど今頃咲き始めるはずの桜が、今シーズンは早い時期に開花し、さらには強風続きで早々と散ってしまい、あっという間に桜の季節前半がほぼ終わりとなりました。これも温暖化の影響なのでしょうかね?それでも遅咲きの八重桜はこれからが見頃、可愛らしい濃いピンク色の蕾が膨らみ始めています。桜の季節後半戦、少しでも長く楽しめるよう好天が続くことを願うばかり。
今年のGWは休みの取り方によっては9連休だとか。コロナの呪縛から解き放たれて、今年は全国の観光地が一気に賑わっているようで、テレビのニュースなどで目にする楽しそうに過ごされる家族連れの様子がなんとも微笑ましく、数年ぶりの家族との再会や初めて孫とご対面なんていう方々の姿には、思わず「良かったねー」とテレビに向かって言ってしまいます。怖。
一方、感染者数はまた増加傾向。もう行動制限がかけられるようなことはないのでしょうが、高齢者と共に生活する身としては、これまでと同様に感染対策と行動には気をつけなければ!と気が抜けない日常です。やれやれ。
耐え忍んでやっと日常を取り戻した!と喜ぶ方々がいらっしゃる一方、耐えきれずに多くを失ってしまった方々も数知れず。感染の後遺症に今も苦しむ方々、本来であれば濃密な貴重な時期を謳歌できなかった若者たち…ecc。コロナの代償は計り知れず、無かった事には決して出来ないし、まだ終わったわけではないのですよね。弱者を守り、弱者を救う、そんな国であって欲しいものです。
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございます。
『うど』のパスタは今回で終了です。次回は食材テーマが変わります。