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秋レシピの第2弾です。今回のテーマは『ブリ』です。
秋の魚というと鮭や秋刀魚。ですが温暖化の影響で、今年もどちらの魚も不漁です。その一方、昔は北海道では獲れなかったブリが、ここ数年、今の季節が豊漁なのです。寒い季節の魚のイメージですが、北海道産のブリはもはや秋が旬状態。魚自慢のスーパーで100gあたり65円(税抜き)の超お買い得日があったので、これは絶好の機会!と、ブリをテーマにすることにしました。
今回はブリの『コンフィ』を作る過程の状態で作り置きし、全4回を通して使ってみることにしました。
『コンフィ』とは、フランス料理の調理法で、主に豚や鴨などの肉類をその脂肪でじっくり煮たもので、保存食にもなるようです。作り置きもできるようだったので、今回、以前友人に教えてもらった方法をもとに、記憶があやふやだったのでネットでも調べながら作ってみました。
まず、この『ブリのプレ・コンフィ』(コンフィの完成前の状態なので、勝手にこのように命名)の作り方からはじめ、続いてパスタの作り方をご紹介していきます。
☆ブリのプレ・コンフィ
材料(作りやすい分)
ブリ(切り身) 大2切(約300g)
香草類
・ローズマリー 1枝
・タイム 1枝
・イタリアンパセリ 2枝
・ローリエ 1枚
粒コショウ(白) 6粒
オリーブオイル カップ1/2
*香草はお好みのもので良いと思います。
作り方
- ブリに塩を多めに振り
30分ほどおいて、表面から出た水分を拭き取る。
- ジッパー付きの保存ポリ袋にブリ、香草類と粒コショウ、オリーブオイルを入れる。
*ブリが大きかったので、袋には入っても鍋に入りきらないことに気づき、半分に切って入れました。
出来るだけ空気を抜いてからしっかり口を閉じる。 - 大きめの鍋にお湯を沸かし、沸騰したら水少々加えて若干冷まして火を止め、ブリが入った保存袋を入れ、蓋をして10分加熱する。
10分後、袋を取り出して、袋のまま氷水に入れて冷ます。 *冷蔵庫で4〜5日、冷凍の場合は1ヶ月ほど保存できるようです。
ちなみにこの状態からソテーして『ブリのコンフィ』完成となります。
★ブリのプッタネスカ風スパゲッティ
材料(2人分)
スパゲッティ 120g
ブリのプレ・コンフィ 1切れ(約80g)
ニンニク(みじん切り) 1/2片
オリーブ(黒・緑混ぜ) 6個
ケッパー 小さじ2
イタリアンパセリ(刻む) 1〜2枝
●調味料など
ブリのコンフィのオイル 適量
オリーブオイル 適量
トマトソース 大さじ4〜5
塩、コショウ 各適量
作り方
- フライパンにブリのプレ・コンフィのオイルを入れて温め、中火でブリを焼く。
焼き色がついたら裏返し、この辺りで別鍋でスパゲッティを茹で始める。(袋に表示の標準茹で時間8分を7分で茹でています。)ブリを崩し、ニンニクを加えて炒め合わせる。
- ブリとニンニクが馴染んだら、トマトソースとオリーブケッパーを加えて炒め合わせ、
スパゲッティの茹で汁お玉1〜2杯ほど加えて煮る。
- 茹で上がったスパゲッティをフライパンのソースに加えて混ぜ合わせる。
味をみて必要なら塩少々加え、コショウで味を整える。火を止めてオリーブオイル少々加えてザッと混ぜ、
お皿に装い、イタリアンパセリを散らして出来上がり。
プッタネスカ風にしようとオリーブを加えることにしましたが、普段のつまみ食いがあだになり、黒オリーブは3粒のみ…。急遽緑オリーブと合わせて使いました。愛嬌愛嬌。ちなみに通常プッタネスカに入る赤唐辛子は入れなかったので“風”です。
ブリはほぐし過ぎて、せっかくのふんわり感がちょっと減ってしまいましたが、ハーブが香るブリが美味しいこと!意外とサッパリでクセはなく、かつコクうま。ツナやサバ缶とは一風違った美味しさでした。
久しぶりに作った自家製トマトソースを使ったことで自己満足度もアップし、大変美味しくいただきました。
『ブリのプレ・コンフィ』は初挑戦で、出来はそこそこ。切り身のブリが厚かったので、火通りが微妙でギリギリOKかな?といった状態。生ではないけれど、もう少し湯煎の時間を長くするか、氷水に浸けずに冷ました方が良かったかもしれません。まあ初めてだったので今回はこれで良しとしました。いつも自分に甘いのです。(笑)
多少時間はかかりますが、手間はそれほどかかりません。作り置きにしておくと便利だと思いました。生の状態から焼くよりも時間がかからないし、柔らかい仕上がりになると思います。(今回のパスタでは半減しましたが…。)
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回はオイルソースのパスタです。