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食材使い切りの節約術で作る家庭料理のパスタ。今回の食材テーマは今が旬の『カリフラワー』。第1回はトマトソースのパスタです。
★カリフラワーのトマトスパゲッティ
材料(2人分)
スパゲッティ 120g
カリフラワー 150g(約1/4個)
タマネギ(みじん切り) 60g(約1/4個)
ニンジン(3〜4㎜角に切る)30g
イタリアンパセリ(粗みじん) 適量
●調味料など
オリーブオイル 適量
白ワイン 大さじ2
ローリエの葉 1枚
トマトソース 大さじ6
塩、コショウ 各適量
お好みで粉チーズ 適量
下準備
カリフラワー:下記の要領で1/4個にして、花蕾は手で小さい小房に分け、芯の部分は包丁で粗みじん切りにする。
カリフラワーの扱い方
ブロッコリーと形の似ているカリフラワーですが、ブロッコリーより花蕾が密集していて、小房に分けるのがちょっと手間取りませんか?そこで、丸ごと1個のカリフラワーの調理しやすい扱い方について、以前テレビ番組(記憶が正しければ、数年前に放映されたNHKの『あさイチ』だったと思います。)で紹介されていた手順を元に、簡単にご紹介してみます。ご参考まで。
周りの葉を取り除き半分に切る。
*ここでは包丁でスパッと半分に切りましたが、大きい小房で使いたい場合は茎の部分にだけ途中まで包丁の刃を入れて、切り込みに手をかけ、手で割りながら小房に分けていく方が良いと思います。
さらに半分に切り4等分にする。
芯と花雷の間に斜めに包丁を入れて切り分ける。
花蕾は使いたい大きさの小房に分ける。
*芯の部分も甘くて美味しいので是非お使いください。
作り方
- フライパンにオリーブオイル、タマネギ、ニンジンを入れて弱火でじっくり炒める。
薄いキツネ色に色づいたら、カリフラワーの花蕾と芯の部分全部入れて炒め合わせる。
- カリフラワーに油がまわったあたりで、別鍋でスパゲッティを茹で始める。(袋の表示茹で時間8分のところを7分で茹でています。)全体が馴染んだらフライパンの方に白ワインを入れて煮立たせ、
パスタの茹で汁お玉2杯、
トマトソース、
ローリエを加えて、
蓋をして弱火で煮る。
- 茹で上がったスパゲッティをフライパンに移してよく混ぜ合わせ、
塩、コショウで味を整え、仕上げにオリーブオイル少量を加えてザッと混ぜる。お皿に盛り分けイタリアンパセリを散らして出来上がり。
*お好みで粉チーズをかけてお召し上がりください。
主役のカリフラワーの素朴な甘みを実感できるような、野菜だけのスパゲッティに仕上げてみました。トマトソースのコクと酸味もカリフラワーの甘さを引き立てます。短時間ながら蒸し煮にしたカリフラワーのホックリした食感が口当たり良いです。意外とボリュームもあるので、野菜だけでも満足できるひと皿でした。
カリフラワーは我が家ではあまり馴染みのある野菜ではありませんでした。母親があまり好きではなかったようで、食卓に上ることはほぼ皆無。行き来のあった親戚の家で夕食をご馳走になった時に初めてカリフラワーを目にした時、ブツブツした白い塊がグロテスクに見えて、伯母から『カリフラワーは栄養があって美味しいのよ』と勧められても怖くて(?)なかなか手をつけられなかった。
伯母が母にカリフラワーを美味しく料理するのにどれだけ手間がかかるかを延々と話すのを聞き、カリフラワー=たいそう面倒な食べ物というイメージが定着。少し成長して家にある料理本を見るようになった頃、何気なくカリフラワーについて見てみると、花蕾の汚れ〜時に虫(!)を取り除くために、しばらく塩水につけておいてから丁寧に洗わなきゃいけないとか、アク抜きが必要で、塩、酢やレモン、小麦粉を加えたお湯で下茹でする、といったことが載っていて、ああ、やっぱり面倒な野菜だったんだ、と確信したものでした。
現在では虫がついているカリフラワーに遭遇することなど考えられませんが、昔はあったのかもしれません。なお、花蕾や茎の間には実際ホコリなどが入りやすいので、水に浸けてよく洗った方が良いし、茹でる時は酢や小麦粉を入れることでカリフラワーの綺麗な白さを保つことができ、料理の仕上がりがグンとアップするようです。面倒なわけではなく“大事な一手間”なんだとういうことが今になってわかります。
そんなこともあって長年カリフラワーはなんとなく敬遠していた野菜でしたが、数年前、友人宅で食べたカリフラワーが驚くほど美味しかったのがきっかけで、今ではすっかりお気に入りの野菜になりました。単純です。若干値が張るのが悩ましいところですが、旬の今ならちょこっと割安。美味しい季節なので、今のうちにたくさん食べておきたいと思います。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
次回はオイルソースのパスタです。