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食材使い切りの節約術で作る家庭料理のパスタ。『ひよこ豆』がテーマの第4回は、和風ソースのパスタです。
★ひよこ豆とゴボウの和風パスタ
材料(2人分)
ペンネ 100g
ひよこ豆 100g
ショウガ(みじん切り) 小さじ2
赤唐辛子(種は取り除く) 1本
タマネギ(みじん切り) 50g(約1/4個)
合い挽き肉 60g
ゴボウ 50g(約1/2本)
小ねぎ(小口切り) 2本
●調味料など
オリーブオイル 適量
カレー粉 小さじ1+1/2
日本酒 大さじ2
ひよこ豆の缶汁 大さじ5
みりん 小さじ1
しょうゆ 小さじ2
下準備
ゴボウ:縦半分にして、幅8㎜くらいに切る。薄い酢水に晒してアクを取り、水気を切っておく。
作り方
- フライパンにオリーブオイル、ショウガ、赤唐辛子を入れて弱火にかけ、ショウガの香りが立ったらタマネギを入れて炒める。
タマネギが透き通ってしんなりしたらフライパンの端に寄せ、空いたところに合い挽き肉を入れて焼く。
ひき肉に軽く焼き色がついたら裏返し、粗くほぐしながら
ゴボウも加えて炒める。
ゴボウに油がまわったらひよこ豆を加えて炒め合わせる。*このあたりでパスタを茹で始める。(袋に記載の茹で時間12分を11分で茹でています。)
- 全体に油がまわったらフライパンの空いたところにカレー粉を入れ、カレー粉がフツフツしてきたら具材と炒め合わせる。
全体が馴染んだら日本酒を入れて煮立たせ、
煮詰まったらパスタの茹で汁お玉1杯、
ひよこ豆の缶汁、
みりん、
しょうゆを入れ、
火を弱めて煮る。赤唐辛子は取り除く。
- 茹で上がったペンネをフライパンに移し、
ソースを吸わせるようによく混ぜ合わせる。塩、コショウで味を整えて火を止め、オリーブオイル少量を加えてザッと混ぜ合わせる。
お皿に盛り分け、小ねぎを散らして出来上がり。
*お好みで粉チーズをかけてお召し上がりください。
インド料理屋さんでよく見かける『ダル(豆)カレー』。カレーと合わないはずはない、と、カレー風味の和風パスタにしてみました。スパイシーなカレーの風味と赤唐辛子の辛みで、ホクホクひよこ豆の甘みが引き立ちます。
カレーと相性の良い(と思う)ゴボウも加えました。香り良く、歯ごたえ良く、合い挽き肉の旨味もあって食べ応えがあります。しょうゆの風味でどこかホッとするような、家庭パスタならではの和の味わいです。良かったらお試しください。
ひよこ豆について
テーマの最後になってしまいましたが、ひよこ豆についてちょっとだけ。
名前の通り、くちばしみたいな突起があって“ひよこみたいな形”の豆。スペイン語の『ガルバンゾ』などの名でも知られています。
イタリア語では『チェーチェ(cece)』。複数形を使って『チェーチ(ceci)』というのが一般的かな、と思われます。ちなみに昔、私が滞在したお宅の女主人はひよこ豆のことを『チェーシ』と発音。トスカーナ訛りなのか定かではありませんが、なんだか可愛らしかった。料理自慢の彼女が振舞ってくれた『ひよこ豆のスープ(Zuppa di ceci)』は絶品で、イタリアで食した美味しいものベスト3に入っています。余談でした。
ひよこ豆の栄養と期待される健康効果
三大栄養素の一つである良質なタンパク質を含み、食物繊維やビタミンB群、ビタミンE、葉酸、鉄、亜鉛などが豊富。(ヤマサ醤油のHPより抜粋)
①タンパク質:血液や筋肉を作るなど=成長・発達・生命維持、免疫力向上
②食物繊維:腸内環境を整える=便秘解消、余分なコレステロールを排出=肥満・生活習慣病予防
③ビタミンB群:体の調子を整えるなど=疲労回復、美肌・美髪効果、成長促進、老化防止
④ビタミンE:抗酸化作用=血管の健康維持、老化防止
⑤葉酸、鉄、亜鉛など:赤血球やヘモグロビンの形成など=貧血予防
以上さらっとですが、ひよこ豆のマメ知識まで。
今更ですが、ひよこ豆の旬は9月〜11月でした。秋になったら、今度は乾燥ひよこ豆で色々作ってみたいと思います。
ひよこ豆は他の豆類同様に栄養価が高く、色々な健康効果も期待大。味にクセがなく色々な料理に使えて便利で、水煮缶はお手軽なので我が家では“準”常備品。にも関わらず、缶詰ならいつでも使えるからと、あることさえ忘れがちなのが現実です。反省。
残ったひよこ豆
今回使った水煮缶のひよこ豆は、パスタを追加で作ったりで、残ったのは50g弱。少ししかなかったのでサラダで消化し、2缶無駄なく使い切りました。まあ余った時は冷凍もできるので、そんな自慢気に言うほどのことではありません…いつもの自己満足です。
以下、簡単に作り方です。ご参考まで。
ひよこ豆のサラダ
材 料:ひよこ豆、キュウリ、粗挽きソーセージ、プロセスチーズ、自家製ドレッシング
作り方:
- キュウリ、粗挽きソーセージ(ボイルする)、プロセスチーズは、ひよこ豆くらいのサイズに切る。
- 1を自家製ドレッシング(マヨネーズ少々、塩、コショウ、砂糖ちょっぴり、酢、オリーブオイル、粒マスタード、みじん切りのタマネギを混ぜています。)で和える。
さっぱりしつつ食べ応えのあるサラダです。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
次回はテーマが変わります。
あっという間の1週間。どうぞ良い週末をお過ごしください。