こんにちは。ご訪問ありがとうございます。
食材使いきりの節約術で作る家庭パスタ。今回のテーマは春ニラです。
★ニラの旬は春
冬は鍋に、夏はスタミナ料理にと、通年で活躍するニラですが、ニラの最も美味しい旬の時期は、2月から4月にかけての春。そう断言するのは、毎年初物の、一番採りのニラがスーパーに並ぶのを心待ちしているからです。
待っているのは、北海道が誇るブランド野菜のひとつ、知内(しりうち)の『北の華(はな)』というニラ。道南に位置する知内町は北海道一のニラ生産地で、おそらく多くの道産子にとってニラといえば知内。もちろん他にも美味しいニラの生産地があちこちにありますが、最もポピュラーなのが『北の華』だと思います。
時間をかけ、手間をかけ、丁寧に作られた高品質のニラは、肉厚でシャキシャキの食感ですが、一番採りのニラは柔らかく、香りが強く、味も濃く感じられます。
それにもかかわらず、今時期の値段の安いこと。農家さん、いいんですか?と尋ねたくなります。
ここ最近はセールでは一束50円近くに値段が下がりましたが、3月中旬に大特価だった一束77円のニラを3束買って、大地の恵と農家の皆さまに感謝しつつ、ニラのパスタに挑戦しました。
ニラをたくさん味わいたかったので、2人分のパスタを一回作るのに1/2束を使う計算で作っています。なので4回で2束を使います。残りの1束は失敗時の予備と、大好きなニラの卵とじのお味噌汁分としました。ニラ、大好きです。
★春ニラと豚キムチのトマトソーススパゲッティ
●材料(2人分)
スパゲッティ 120g
ニラ(5㎝長さに切る) 1/2束
豚バラ薄切り肉(3㎝幅に切る) 2枚
白菜キムチ(細切り) 30g
ニンニク(みじん切り) 1/2片
白ワイン 大さじ2
トマトソース 大さじ4
オリーブオイル 適量
(写真の材料は一人分の分量です。)
●作り方
- フライパンに豚バラ肉を並べて入れ火にかけ、中火で焼く。片面に薄く焼き色がついてきたら裏返し、余分な脂はキッチンペーパーなどで拭き取る。
- 火を弱め、フライパンの中で豚バラ肉を脇に寄せ、空いたところにオリーブオイル少々とニンニクを入れ、香りが立ってきたら刻んだ白菜キムチも加えて全体を炒め合わせる。
- 白ワインを加えて火を強め、アルコールが飛んだらパスタの茹で汁をお玉2杯とトマトソースを入れて混ぜ合わせ、煮立ったら弱火で煮る。
- スパゲッティを茹でている鍋に、スパゲッティ茹で上がり1分前に、ニラの根元の部分を入れて茹で、スパゲッティ茹で上がり直前にニラの葉の柔らかい部分を入れて一緒に茹であげる。
- 茹で上がったスパゲッティとニラをフライパンのソースに加えて混ぜ合わせ、お皿に盛り分けて出来上がり。
キムチによって全体の味が甘めだったり、辛めだったりと変わってきます(当然ですが)。キムチを変えて二度試してみましたが、甘辛いずれもトマトソースとの相性は良いように思いました。自分としては、辛めのキムチの方が好みに合いました。
キムチの風味があるし、ニラの香りもあるので、ニンニクを入れるか否か考えましたが、最近疲労が溜まっていたので、エイっ!と入れました。ニンニク=スタミナって訳ではないらしいですけどね。気分です。
豚バラ肉から脂が出るので途中で拭き取っています。それでも脂分があるのでオリーブオイルは控えめにして、仕上げにも加えませんでした。
主役のニラ、最初に作った時は柔らかい葉の部分は茹でずに生のままパスタとソースに加え、余熱で火を通してみたところ、辛みと香りが主張し過ぎる気がしたので、二度目に作った時はサッと茹でてみました。辛みはほぼ消えてしまいましたが、少々薄れつつも香りは残り、味は甘みが増して大変美味しく感じました。ニヤニヤしながら食べました。
ニラ特有の香り、辛み、食感を楽しみたい方には余熱が良いと思いますが、一度“ひと茹で”をお勧めしたいです。その美味しさったら‼…まあお好みで。
ニラが主役のパスタを作ってみたのは初めてです。ささやかなチャレンジですが、今回でニラの美味しさを再発見した気がします。
ニラ、やっぱり大好きです。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
次回はオイルソースのパスタです。