こんばんは。ご訪問ありがとうございます。
食材使いきりの節約術で作る家庭パスタ。今回のテーマ食材は菜の花です。
都合により1週間お休みさせていただく予定が、やむを得ない事情で不本意ながら2週間休んでしまいました。申し訳ありません。今後も継続していきますので、どうぞよろしくお願い致します。
★菜の花とシーフードのトマトソーススパゲッティ
●材料(2人分)
菜の花 3本
(茎は3㎝長さ、葉はざく切り)
冷凍エビ・イカミックス 1/2袋(約80g)
(飾り用にエビ4尾残し、後は細かく刻む)
ニンニク(みじん切り) 1/2片
アンチョビー( 〃 ) 1枚
トマト(ざく切り) 1/2個
白ワイン 大さじ2杯
トマトソース 大さじ2杯くらい
オリーブオイル 適量
●作り方
*菜の花の下準備
乾燥した堅い切り口を5㎜ほど切り落とし、冷水をはったボールに切り口を下にして30分ほど浸けておく。(水を吸い上げてムクムク、シャキッとなります。)
↓30分後
その後、茎と葉を分け茎は3㎝長さに、葉はざく切りにしておく。
- フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかけ、香りが立ったらアンチョビーを加えて炒める。ニンニクが色づいてきたらエビ・イカミックスを加えて火を少々強めてサッと炒め、トマトを入れて全体を炒め合わせる。
- 白ワインを加えて強火で煮立て、アルコールが飛んだらパスタの茹で汁をお玉2杯とトマトソースを加え、ひと煮立ちしたら弱火で煮詰める。途中で飾り用のエビを取り出しておく。
- パスタを茹でている鍋に、パスタの茹で上がり1分前に菜の花の茎、少し後から菜の花の葉を入れ、一緒に茹で上げる。
- 茹で上がったスパゲッティと菜の花を水気を切ってソースに加えて混ぜ合わせ、火を止めてオリーブオイル少々を加えてサッとひと混ぜしてお皿に盛り分け、飾り用のエビをのせて出来上がり。
菜の花のほろ苦さにシーフードの甘味を合わせてみました。生のトマトを加えてさっぱりと軽めに仕上げました。鮮やかな菜の花の緑がトマトソースの赤に映え、彩りも楽しめるパスタです。
菜の花1パックに12本くらい入っているものが多いようなので、2人分1食につき3本の計算で使っています。ケチです。でも菜の花はパックから出してみると、思いのほか嵩があるし、下準備のように事前に水に浸けておくと、量が増えた気になります。物足りない方は量を増やして作ってみて下さい。
★菜の花:冬野菜?春野菜?
菜の花が我が家の食卓に登場するのは雛祭りの夜、お浸しの姿で現れるくらいのもので、我が家では菜の花はそれほど馴染みのある野菜ではありませんでした。
あるとき、どこかのお店で『季節のパスタ:菜の花のスパゲッティ』なるものがメニューに載っているのを見て、あらあら、菜の花をパスタに使うことに、どうして今まで気づかなかったんでしょう?と思いつつ、注文してみたら何と美味しいこと。それ以来、雛祭りの頃にはお浸しの他に、菜の花のパスタを作るようになりました。
菜の花は最近では年中見かけるような気がするけれど、本来の旬は2~3月とのこと。雛祭りに登場するのも頷けます。
ところで菜の花は冬野菜なのか、春野菜なのか?自分のイメージでは菜の花は春の訪れを感じる春野菜でしたが、2~3月なら季節はまだ冬。野菜について調べる時に毎度お世話になっているキューピーさんのホームページでは、冬野菜のカテゴリーに入っていました。やっぱり。
それでも、微かに開きそうな蕾を持った可愛らしい姿で『お待たせしました!』と言わんばかりにスーパーの特等席に並んでいるのを目にすると、ひと足早い春を感じ、なんだか嬉しくなって、使い途も考えずに連れて帰ることなります。
冬の終わりと春の始まり、季節の狭間で美味しさを蓄えた菜の花。雛祭りはとうに終わってしまいましたが、まだ旬真っ只中。少し価格もお手頃になっているようなので、今回は菜の花をテーマに選んでみました。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
次回はオイルソースのパスタの予定です。