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食材使いきりの節約術で作る家庭のパスタ。菜の花がテーマの第2回はオイルソースのパスタです。
★菜の花とハマグリのスパゲッティ
●材料(2人分)
スパゲッティ 120g
菜の花 3本
ハマグリ 8~10個
ミニトマト(半分に切る) 8個
ニンニク(叩いて潰す) 1片
赤唐辛子(種を取る) 1本
白ワイン 大さじ2杯
オリーブオイル 適量
塩 適量
(写真の分量は1人分)
●作り方
- *下準備:菜の花は冷水に浸けてシャキッとさせてから茎と葉を分け、茎は3㎝長さ、葉はざく切り。ハマグリは塩水に浸けて砂出ししてから、殻をこすり合わせてよく洗い水気を切っておく。
- フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかけ、ニンニクの香りが立ったら赤唐辛子を入れて、じっくり加熱する。ニンニクがきつね色になったら“火を止めて”ハマグリと白ワインを入れて中火にかけ、蓋をして煮立てる。
- 白ワインのアルコールが飛んだら、パスタの茹で汁お玉2杯入れ、蓋をして弱めの中火で煮る。(ニンニクと赤唐辛子はこのあたりで取り出しています。)
- ハマグリの口が開いてきたらミニトマトを加えてひと混ぜして、再び蓋をしてハマグリの口が全部開くまで弱火で煮る。
- パスタを茹でている鍋に、パスタの茹で上がり30秒前に菜の花の茎、茹で上がる直前に葉を入れてサッと火を通し、水気を切ってフライパンに加えて混ぜ合わせる。
- スパゲッティにソースをよく吸わせ、味をみて足りなければ塩少々加えて味を整え、火を止めてオリーブオイル少々回しかけてひと混ぜして、お皿に盛り分けて出来上がり。
菜の花とハマグリで『雛祭りのパスタ』ですね。2週間前に特集できれば良かったのですが…残念です。
我が家ではハマグリは雛祭りのお吸い物用以外には滅多に購入しない食材です。そのため、買う時は思い切って少々値の張る国産ハマグリを選びます。ほぼ年に一度のささやかな贅沢です。
そして普段はパスタの具材に使うこともありません。それでも今年は都合により雛祭りも祝えなかったので、清水の舞台から飛び降りてみました。(ちょっと大袈裟でした。)
ハマグリはアサリほどの強い旨味は感じませんが、控え目で上品な旨味と甘味が菜の花のほろ苦さとほどよく釣り合う気がします。私としては、ちょっとした贅沢気分を味わえる美味しい一皿になったと自己満足。
ハマグリの風味を損なわないように、ニンニクはみじん切りにはしませんでした。また、ハマグリの身を柔らかく仕上げるよう火加減には多少気をつけました。
それにしてもワインを加えた時の油の跳ねることといったら、危険この上ありません。なんのことはない、うっかり火を止めずに作業を進めた自分のせいなんですけどね。気づいたときは時すでに遅し。蓋を盾に油と闘いながら、自分でも聞いたことのない声を出して大騒ぎする姿を思い出す度、誰にも見られなかったことがせめてもの救いだと言い聞かせる次第です。
テーマ逸脱。今週のテーマは菜の花です。菜の花の食感、歯触りを残すようにサッと茹でました。菜の花の鮮やかな緑を引き立てるように、ミニトマトを加えて少し華やかさ~彩りをプラス。トマトの爽やかな甘味も加わって、より風味が増した気がします。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
次回はクリームソースのパスタの予定です。