こんばんは。ご訪問ありがとうございます。
食材使いきりの節約術で作る家庭パスタ。今回のテーマ食材は、長ネギです。
薬味に、鍋物に、年中大活躍する長ネギは、寒い季節に甘みが増して風味が良くなる冬野菜のひとつ。煮て良し、焼いて良し、生でも良しの万能野菜ながら、彩りと香りで料理を引き立てる脇役に回りがちなのが気の毒です。今回はそんな長ネギを主役に抜擢すべく、テーマにしてみました。
スーパーで大安売り、1本50円の長ネギを5本買って(1本は失敗予備で買いました)、4回に分けて使います。
★長ネギと鶏肉のトマトソーススパゲッティ
●材料(2人分)
スパゲッティ 120g
長ネギ(5㎜幅の斜め切り) 1本
鶏もも肉(小さめ一口大) 80g
ニンニク(みじん切り) 1/2片
アンチョビー( 〃 ) 1枚
ローズマリー 1枝
白ワイン 大さじ2杯
トマトソース 大さじ5~6杯
オリーブオイル 適量
●作り方
- フライパンにオリーブオイルを入れて火にかけ、中火で鶏もも肉を焼き、片面に軽く焼き色が付いたら裏返し、少し火を弱めてフライパンの空いたところにニンニクとアンチョビーを入れて炒める。
- ニンニクとアンチョビーの香りが立ってきたら長ネギの白い部分を入れて、しんなりしてきたら鶏もも肉と炒め合わせ、白ワインを加えて火を強めて煮立てる。
- パスタの茹で汁をお玉2杯加えてひと煮立ちしたら、トマトソースを加えて混ぜ合わせ、ローズマリーを入れて煮詰める。
- パスタの茹で上がり1分前に長ネギの緑の部分を入れ、スパゲッティが茹で上がったらソースに加えて混ぜ合わせて火を止め、オリーブオイル少量を回しかけざっとひと混ぜしてお皿に盛り分けて出来上がり。お好みで粉チーズをかけてお召し上がりください。
お昼のパスタに鶏もも肉を使うのは何となく気が引けて、あまり使わずにいましたが、お蕎麦やうどんには平気で入れていることに気付いて、なぁんだと思い、使うことにしました。
主役は長ネギなので、鶏もも肉は小さめに切って控え目にしました。鶏の旨味とじっくり炒めた長ネギの甘みがソースに融け合い、アンチョビーの風味が更にコクを持たせてくれたと思います。ローズマリーは時々顔を出しながらも邪魔をしません。
★長ネギあれこれ
●長ネギの栄養
長ネギの緑と白の部分はそれぞれ成分が違うそうです。緑の部分はビタミンC、β―カロテン、カルシウムなどを豊富に含み、白い部分は豊富なビタミンCの他に長ネギ独特の香りや辛みを作る『アリシン』という成分を含むとのこと。
この成分は冷え性の改善~体を温める効果があるので、寒い季節にはぴったりの食材です。また、発汗を促すので、風邪対策には長ネギを刻んで入れたねぎ湯や、長ネギのお味噌汁が良いようです。
ちなみに我が家では風邪を引いた時は、熱々のねぎ湯にお醤油少々を入れてお吸い物風にして飲んでいます。
●長ネギの選び方
- 緑と白の対比が鮮やかで境目がはっきりしているもの。
- 白い部分が堅く締まっているもの。
- 緑の部分は上の切り口の断面が丸いもの。
●長ネギの保存法
新聞紙に包んで冷暗所に立てた状態で保存すると長持ちします。すぐに使う場合は白と緑の部分で2つに切って、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存。
以上の参考資料はいつもながら
『きたやさい』ホクレンさんのホームページ
『キューピー』さんのホームページ
などです。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
次回はオイルソースのパスタです。