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食材使い切りの節約術で作る家庭料理のパスタ。残りもの食材で作る『スープパスタ』特集の第2回は、コンソメベースのパスタです。今回使った残りものは“大根”と“白菜”です。
★鶏肉と大根のスープパスタ
材料(2人分)
フジッリ(ショートパスタ) 60g
鶏モモ肉(1㎝大に切る) 80g
*日本酒(鶏肉の下味用) 小さじ1
大根(1㎝角に切る) 100g
ニンニク(潰す) 1/2片
タマネギ(みじん切り) 50g
ニンジン(5㎜角に切る) 30g
白菜 100g
小ねぎ(小口切り) 1〜2本
白ワイン 大さじ2
水 カップ3+1/2
固形コンソメ 1個
ローリエ 1枚
コショウ 適量
オリーブオイル 適量
粉チーズ 適量
下準備
①フジッリ:他の具材の大きさに合わせ、2〜3等分に折っておく。
②鶏モモ肉:1㎝大の角切りにし、日本酒小さじ1を振りかけておく。
③白菜:軸は1㎝角に、葉は4㎝角くらいのザク切りにする。
作り方
- 鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかけ、ニンニクが色づいてきたらタマネギとニンジンを入れ、弱めの中火で5分ほど炒める。
タマネギとニンジンが薄く色づいてきたら大根を入れて炒め、
大根が透き通ってきたら白菜の軸の部分を加えて全体を炒め合わせる。
- 全体に油がまわって馴染んだら白ワインを加えて煮立たせ、
煮詰まったら水を加え、
ローリエの葉と固形コンソメを入れて強火で煮る。
- 沸騰してきたら鶏肉を入れて煮る。
アクが出てきたら取り除いて2〜3分煮て、
フジッリを加え、
蓋をして火を弱め、パスタの袋に記載の茹で時間(ここでは12分)で煮る。時々蓋を開けて混ぜ合わせる。
- フジッリが茹で上がる3分ほど前に白菜の葉の部分を入れて煮る。
フジッリが程よく煮えたらコショウで味を整える。
お皿に具材を盛り分けてスープを注ぎ、粉チーズを振り、オリーブオイル少量を回しかけ、小ねぎを散らして出来上がり。
素朴でシンプルながら、鶏肉と野菜の旨味がコンソメスープに染み出た、味わいのあるスープパスタです。具だくさんでお腹も満たされます。アツアツでフーフー言いながら食べるのがオススメです。
日本酒をかけておいた鶏肉は臭みがなくふっくら柔らか。鶏肉を他の具材と一緒に炒めようか、霜降りにしようか、など、扱いに迷いましたが、お手軽下ごしらえで済ませました。小さめに切った鶏肉を汁物〜鍋、スープなどに入れる時に、我が家でよく使う方法です。
鶏肉から旨味が出るので出汁系のものは入れなくても良いかもしれませんが、なんとなくコンソメ味が恋しかったので薄めにして使っています。穏やかな味のスープが大根と白菜に沁みて、とろける美味しさです。因みにコンソメの代わりに鶏ガラスープを使っても美味しく仕上がります。
残りものの大根は、頭と尻尾の両端を使っています。尻尾(先端)は一般的に辛味が強めの部分ですが、今回使った大根は甘みが強くてみずみずしかったためか、じっくり煮たためか、辛味も苦味もなく、甘く美味しく仕上がりました。
ショートパスタのフジッリは、具材の大きさに合わせて小さく折って加えました。使い終わりの頃に袋の下に残ってしまったパスタのかけら(?) なども、スープパスタに活躍します。取っておくと経済的だし便利です。中途半端に残った数種類のショートパスタを合わせて使っても良いと思います。
この冬、こちら北海道は例年にない厳しい寒さに震える毎日が続いています。ここ数日は少し穏やかでしたが、今日はまた寒さが戻ってきました。北海道の暖房環境は充実しているので、基本、家の中はポカポカで時には暑すぎるくらいなのですが、今シーズンは何故か寒さが身に染みてストーブの前から離れられません。歳のせい?
この寒さで例年にも増して、食べるものも温かいものが恋しくなっています。スープパスタもまた然り。体も心も温まるようでホッとする、寒い冬にはオススメのメニューです。残りものも有効活用できて経済的です。余った食材の使い途に迷った時など、良かったら是非作ってみてください。
阪神淡路大震災から26年が経ちました。衝撃の災害でした。遠く離れた北海道でも他人事とは思えず、連日の被害状況の報道に心が痛みました。知る限りでは、焼け野原状態だった被災地も今はすっかり復興したようですが、あの震災で人生がすっかり変わってしまった方、まだ辛い気持ちで日々を過ごされる方もたくさんいらっしゃると思います。亡くなってしまった方々に心からの哀悼を、そして被災者の皆さまが心穏やかに日々を過ごしていくことを、心からお祈りします。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
次回はクリームスープのパスタをご紹介する予定です。