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食材使い切りの節約術で作る家庭料理のパスタ。『オイルサーディン』がテーマの第4回は和風パスタです。
★オイルサーディンのシンプル和風スパゲッティ
材料(2人分)
スパゲッティ 120g
オイルサーディン 5匹
ニンニク(みじん切り) 1片
タマネギ(薄切り) 1/4個(50g)
ピーマン(細切り) 1個
小ねぎ(小口切り) 2本
日本酒 大さじ2
しょうゆ 小さじ2
オリーブオイル 適量
塩、コショウ 各適量
*写真は1人分の材料です。
作り方
- フライパンにオリーブオイル、ニンニクとタマネギを入れて弱火にかけ、ニンニクの香りが立ってきたらタマネギと炒め合わせてフライパンの端に寄せ、空いたところにオイルサーディンを入れてほぐしながら全体を炒め合わせる。(このあたりでパスタを茹で始める。/ 表示時間9分を7〜8分で茹でています。)
- タマネギとオイルサーディンが馴染んできたらピーマンを加えてサッと炒め、日本酒を加えて煮立たせ、パスタの茹で汁お玉2杯加えて弱火で煮る。煮詰まって水分が半分くらいになったら、しょうゆ小さじ1杯を加えてサッと煮る。
- 茹で上がったスパゲッティをフライパンに移してソースと混ぜ合わせ、残りのしょうゆ小さじ1杯加えて強火にしてざっと混ぜる。水分が足りなければ茹で汁を適宜加え、味をみて足りなければ塩で調整する。コショウ少々で味を整え、火を止めてオリーブオイル少量加えてざっと混ぜ、お皿に盛り分け小ねぎを散らして出来上がり。
たいへんシンプルなパスタです。ご紹介するほどのものか?と躊躇しつつ、半ば思い入れのあるパスタなので載せました。
気が遠くなるほど遥か昔〜30年以上(40年近く?)前のこと、生まれて初めて食べたオイルサーディンが、こんな感じのパスタ料理でした。
時代はバブルよりも前、街中にカフェバーとやらがポツポツ出現してきて、スパゲッティがパスタと呼ばれ始めた頃でしょうか。時代の波に乗ってお洒落なカフェバーとやらに飲み&食べ歩き始めた友人のお姉さんが、どこかのお店で食べたらしいオイルサーディンのパスタを作ってご馳走してくれました。
オイルサーディンなどという存在も固有名詞も知らず、スパゲッティ=ナポリタンorミートソース…+αくらいのイメージしか持っていなかった私には、なかなか衝撃の食べ物でした。昭和の申し子です。おそらく当時ご馳走になった時は和風パスタではなかったと思うのですが、その後自分で作ってみるうちに、しょうゆ味の和風にアレンジするようになり、今回のパスタに至っています。
『オイルサーディン』という言葉〜名前?名詞?〜には、どこか郷愁を感じてしまうのです。昭和の終わり〜自分の子供時代が終焉を迎えた時期が重なります。いい時代だったなぁ。
さて、今回のシンプルなオイルサーディンの和風パスタ。加えた具材はタマネギとピーマンのみ。タマネギの甘みとピーマンのほろ苦さとオイルサーディンの旨味が絶妙なバランスで重なり合い、更にしょうゆの香ばしさと小ねぎの風味は日本人のDNAを刺激するがごとく(?)、どこかホッとする美味しさです。
このブログで紹介しているパスタは、私自身が手鈍いため『スピード』や『時短』などとはあまり縁がないものばかりなのですが、今回のパスタは工程が少なく調理時間も短いので、忙しい時にもパパっと作れるパスタだと思います。良かったらお試しください。
残ったオイルサーディンの使い途
缶を開ければすぐに食べられるオイルサーディンは、簡単おつまみとして晩酌のお供にも打って付け。今回のテーマで残ったオイルサーディン数匹も、ちょっとつまみに…と、いつの間にか消えました。
食べきってしまいましたが、せっかくなので残ったオイルサーディンの使い途の一例に、過去に作った、ほんのちょっと調理した感のあるものをご紹介させていただきます。調理しなくても十分美味しくいただけますが、一応料理のブログ(?)なので。
オイルサーディンのブルスケッタ
2年ほど前のホームパーティの時、オードブルの一品としてお皿に乗るように作った幾分小さめのブルスケッタです。
トーストしたパンにニンニクを擦り付け、炒め煮にしたタマネギとパプリカ(塩、コショウで味付け&香草のタイムで香り付け)を乗せた上にオイルサーディンを置き、レモン汁とオリーブオイル各少々かけ、イタリアンパセリを飾ったものです。タマネギ&パプリカの甘みとオイルサーディンがよく合いました。レモンの酸味で後味もサッパリでした。
ご参考まで。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
『オイルサーディン』は今回で終了、次回は食材テーマが変わります。