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食材使い切りの節約術で作る家庭料理のパスタ。『キュウリ』がテーマの第2回は、オイルソースのパスタです。
★キュウリとハムの冷製パスタ
材料(2人分)
カッペリーニ 60g
キュウリ 1+1/2本
薄切りロースハム 2枚
☆調味料A
・塩、コショウ 各適量
・ニンニク(すり下ろす) 小さじ1/4
・アンチョビー(みじん切り) 2枚
・ワインビネガー 大さじ2〜3
・オリーブオイル 大さじ2
☆調味料B
・塩、コショウ、砂糖 各少々
・ワインビネガー 小さじ1
・オリーブオイル 小さじ1
下準備
①キュウリ:
1 ) 1本をすり下ろす。
2 ) 1 /2本は2〜3㎜厚に切り、塩少々振って5分おき、軽く揉んで水にさらしてから水気を絞っておく。
②ロースハム:8㎜角の色紙切りにする。
作り方
- すり下ろしたキュウリに、調味料Aの塩、コショウ、ニンニク、アンチョビー、ワインビネガーを加えてよく混ぜ合わせ、全体が馴染んだら最後にオリーブオイルを加えてよく混ぜてから冷蔵庫で冷やす。
- スライスしたキュウリとロースハムに、調味料Bの塩、コショウ、砂糖、ワインビネガーを加えて混ぜ合わせ、最後にオリーブオイルを加えて混ぜてから冷蔵庫で冷やす。
- パスタのカッペリーニは袋の表示時間より1〜2分長く茹で、氷水に取ってよく冷やしてから水気をしっかり取る。
- 冷やしておいた1. のキュウリソースにカッペリーニを入れてコショウを加え、よく混ぜ合わせる。お皿に盛り分け、2. のキュウリとハムを散らし、レモン汁とオリーブオイルを各少量まわしかけて出来上がり。
今回キュウリは、すりおろしをベースに薄切りと合わせて使ってみました。一見ジェノベーゼ?でも味はしっかり『キュウリ』です。少し水気を切った方が良いのかもしれませんが、水分にもキュウリの旨味がいっぱいなのでそのまま使いました。見た目、水っぽい感じになってしまいましたが、味は薄くないと思います。
すりおろしたキュウリは風味良く、薄切りのキュウリの食感と共に、キュウリの旨味を余すことなく味わう満足感を覚えました。少量のすりおろしたニンニクとアンチョビーのコクをアクセントに、ワインビネガーの酸味でさっぱり&スッキリした、夏向きのパスタに仕上がったと思います。
サポートにはキュウリと相性の良い、家庭料理向きお手頃価格のロースハムを選びました。ベースの酸味がロースハムの甘みをより強く感じさせるようで、食べながら『キュウリ、時々ハム』を楽しく味わいました。
そして、『夏野菜』のキュウリ。さすがです。食べ終えると不思議と汗が引いて、スッキリ&サッパリでした。
見た目は地味ですが、キュウリの旨味たっぷりです。火も使わず(パスタ以外)ラクチンで簡単です。火を使いたくない暑い日にでも、良かったらお試しください。
キュウリについて
夏野菜の代表格(私見)のキュウリ。ほとんどが水分で栄養なんて無い、と思われがちなのが気の毒です。実際の栄養価について調べたものを少しだけご紹介します。
キュウリの栄養価と健康効果
・全体の90%以上が水分で、利尿作用があるカリウムが多く含まれていて、体のむくみの改善に期待有り。体内にこもった熱の排出効果もあるので夏バテ防止にも効果的。
・表面は鮮やかな緑色ですが、緑黄色野菜ではなく淡色野菜に分類されます。淡色野菜の中でのβ-カロテン量はトップクラスでビタミンCも豊富。β-カロテンは抗ガン作用、免疫力アップが期待され、体内でビタミンAに変換されることで髪や皮膚の健康維持、視力維持につながります。ビタミンCは風邪予防を中心に、美肌効果などにも期待大。
・低カロリー=ダイエットに効果あり。
ギネスブックに、キュウリは『世界一栄養のない野菜』として掲載されたと聞いたことがありますが、実際の健康効果を調べてみると決してそんなことはなく、なんとも気の毒になります。栄養価はそれほど高くなくとも、夏にオススメ〜水分とカリウムで夏バテ防止に役立つ野菜であることは間違いなさそうです。
みずみずしくて、そのまま生で美味しく食べられるキュウリ。『もう一品』が欲しい時にも大いに役立ってくれる、力強い身近な野菜です。残暑厳しい今日この頃、まだまだキュウリに主役級の活躍をしてもらおうと思います。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
次回はクリームソースのパスタです。