メン喰い日和

家庭パスタの食材使いきり節約レシピ

秋の味覚:長イモのパスタ②オイルソース

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こんばんは。ご訪問ありがとうございます。

 

食材使い切りの節約術で作る家庭料理のパスタ。『長イモ』がテーマの第2回は、オイルソースのパスタです。

 

 

★長イモと鶏肉のスパゲッティ

材料(2人分)

スパゲッティ        120g

長イモ           120g

鶏もも肉           70g

(下味:塩、コショウ各少々)

マイタケ(小房に分ける)   30g

ニンニク(小 / みじん切り)   1片   

イタリアンパセリ(粗みじん切り)2枝

白ワイン          大さじ2

オリーブオイル         適量

塩、コショウ         各適量

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下準備

①長イモ:ヒゲ根を取り除き、きれいに洗って皮付きのまま8㎜角の棒状に切る。薄い酢水に10分ほど晒してアクを取り、水気を切っておく。

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*皮が気になる方は剥いて下さい。

②鶏モモ肉は1㎝×4〜5㎝くらいの棒状に切り(長イモと同じくらいの長さ)、塩とコショウ各少々で下味をつける。

 

作り方

  1. フライパンにオリーブオイルを入れて温め、長イモを入れて中火で焼く。軽く焼き色がついたらフライパンの端に寄せ、空いたところに鶏モモ肉を入れて焼く。

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  2. 鶏肉が白っぽくなったらニンニクを入れて弱火で加熱し、ニンニクの香りが立ってきたらマイタケを入れ、塩少々振って炒め合わせる。

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  3. 全体が馴染んだら白ワインを加えて煮立たせ、イタリアンパセリの半量を入れ、蓋をして弱火で3分ほど蒸す。(*全体が馴染んできた頃にスパゲッティを茹で始める。)

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  4. 茹で上がったスパゲッティをフライパンに移し、スパゲッティの茹で汁をお玉半分くらい加えてよく混ぜ合わせ、塩とコショウで味を整える。火を止めてオリーブオイル少量加えてザッと混ぜ、お皿に盛り分け残りのイタリアンパセリを散らして出来上がり。

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長イモは今回も皮付きのまま使いました。香ばしくて美味しいと思うのですが、気になる方は剥いてお使いください。前回のトマトソースの時と同様、軽く蒸し焼きにしているので、長イモはホクホクの食感です。シンプルな味付けなのでトマトソースの時よりも甘味も感じられ、素材の美味しさをより実感できました。

 

冷凍していたマイタケが少しだけ残っていたのを加えました。解凍してしまうと水っぽくなるので調理には半解凍の状態で使っています。シャッキリした食感もちゃんとあり、香りも良いままです。キノコが入ると秋らしさも増す気がします。

 

長イモはボリュームがあるので合わせるのはマイタケだけでも十分なのでしょうが、食欲の秋…鶏肉も入れました。満腹です。鶏肉の旨味も加わり、美味しくいただきました。

 

 

長イモについて②

北海道産の長イモ

長イモは北海道内各地で栽培されていますが、主な産地は北海道の中央より少し下の東側に位置する十勝(とかち)地方が挙げられます。十勝地方は野菜をはじめ小麦や豆類などの一大産地。前回テーマのマッシュルームでご紹介した『とかちマッシュ』もその名の通り十勝産。酪農も盛んで、まさに『北海道』を象徴するような地方だと思います。北海道のお土産で人気の菓子メーカー『六花亭』や『柳月』の本店も十勝にあります。昨年の朝ドラの舞台にもなり、人気急上昇の地域です。

長イモに戻ります。

1 )『十勝川西(とかちかわにし)長イモ』

北海道で長イモといえば、十勝地方はもとより北海道が誇るブランド野菜の一つ『十勝川西長イモ』があります。農林水産省が定める“地理的表示(GI)保護制度”のもと、地域の特産品と認定されています。ざっくり言うと“地域ブランド”としてお墨付きの長イモ、といったところでしょうか。

きめが細かく真っ白な肉質と粘りが特長で、アクが少なく、歯ごたえや食感も良いとされています。台湾や東南アジア、アメリカなどにも輸出され、世界的にも人気が高まっているようです。

長イモは年中スーパーで売られているので、我が家でも準常備野菜(?)として活躍してくれています。あまりブランドを気にしたことは無いながら、今回『長イモ』をテーマにするに当たってスーパーの売り場をよくよく観察してみたところ、この『十勝川西長イモ』を見つけました。へぇ、スーパーでも売っていたんだぁと思い値段を見ると、他の長イモと大差なく良心的な価格だったので購入。今回のテーマ『長イモ』のパスタは、この『十勝川西長イモ』を使っています。

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*100gあたり48円。重さ791gで379円(税別)、長さは約30㎝。

 

2 )『根張星(ねばりスター)』

十勝地方では、その他に『根張星(ネバリスター)』という名称で商品登録された産地限定ブランドの長イモがあります。長イモと大和イモを掛け合わせたもので、その名の通り『粘り』が最大の特長で『粘り』は普通の長イモの2倍以上だとか。札幌市内のスーパーでネバリスター(品種)の長イモはよく目にしますが、ブランドとしての『根張星』は残念ながら見た記憶がありません。

 

3 )『夕張長いも』:(十勝地方からちょっと離れます。)

メロンで有名な夕張ですが、メロンの他に長イモもあります。テレビの情報番組で紹介されたのを見て、食べてみたいなぁと思いましたが、近くのスーパーでは見かけたことは皆無。良い時期に夕張まで行かないと買えないのかなあと思っていたところ、たまたま立ち寄ったデパ地下で夕張のミニミニ物産展が催されていたのに遭遇。なんと『夕張長いも』がありました。昨年収穫後に貯蔵していたものとのこと。1本で900円ほど。ちょっと高いなぁ…でも滅多にお目にかかれないので買いました、熟成期間ほぼ一年。凝縮されているせいか味は濃厚で甘味も強く、すり下ろしてトロロにしたり、ソテーにしたりと、生でも加熱しても美味しかったです。

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*以前に購入した『夕張長いも』。長さは45㎝ほど。重さは計り忘れました。

 

今回は北海道の特産品をご紹介したい気持ちもあって、ブランド野菜なるものを使っていますが、思いの外安かったから、というのも購入した理由のひとつ。ブランドものじゃなくても長イモは美味しいです。普段の食生活にそんな高価なものを買う必要はなく、大事なのは安全なものを選び、できれば旬のものを美味しい時期に取り入れて、楽しく作って美味しく食べること。そして残さず使って無駄にしないこと、じゃないかなぁと思っています。なんて言いながら、萎れ果てた野菜を冷蔵庫の奥に発見することもあり…反省です。

 

 

また長くなりました。

 

 

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 

 

次回はクリームソースのパスタです。