メン喰い日和

家庭パスタの食材使いきり節約レシピ

秋の味覚:マッシュルームのパスタ①トマトソース

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こんばんは。ご訪問ありがとうございます。

 

食材使い切りの節約術で作る家庭料理のパスタ。今回のテーマは秋が旬の『マッシュルーム』です。第1回はトマトソースのパスタです。

 

 

★マッシュルームのハッシュドポーク風スパゲッティ

材料(2人分)

スパゲッティ          120g

マッシュルーム(茶)      6個

ニンニク(みじん切り)    1/2片

タマネギ(薄切り)      1/2個(100g)

豚切り落とし肉(1㎝幅に切る)  70g

(下味 / 日本酒:小さじ1)

赤ワイン           大さじ2

トマトソース          大さじ3

ケチャップ           小さじ1

ウスターソース         小さじ1

無塩バター             10g

オリーブオイル           適量

塩、コショウ           各適量

イタリアンパセリ(乾燥)      適量

粉チーズ(お好みで)         適量

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*写真は1人分の分量です。

 

下準備

①マッシュルーム:石づきを切り落とし、5㎜幅に切る。

②豚切り落とし肉:1㎝幅に切り、下味に日本酒小さじ1をまぶしておく。

 

作り方

  1. フライパンにオリーブオイルと無塩バターの半量、ニンニクとタマネギを入れて弱火にかけ、じっくり炒める。

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  2. タマネギがしんなりしてきたらフライパンの端に寄せ、空いたところにマッシュルームを入れ、塩をほんの少々振って焼く。マッシュルームの表面に水が出てきたら裏返し、豚肉を加えてほぐしながら炒める。

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  3. 豚肉が白っぽくなってきたら全体を炒め合わせ、赤ワインを加えて強火で煮詰める。

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  4. 具材に赤ワインが馴染んで煮詰まったらパスタの茹で汁お玉2杯、トマトソース、ケチャップ、ウスターソースを加えて混ぜ合わせ、煮立ったら火を弱めて煮る。

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  5. 茹で上がったスパゲッティとバターの残りを加えてよく混ぜ合わせる。水分が足りなければパスタの茹で汁を適宜加える。塩、コショウで味を整えてからお皿に盛り分け、イタリアンパセリを散らして出来上がり。

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    *お好みで粉チーズをかけて召し上がり下さい。


マッシュルームを主役に、ハッシュドビーフならぬハッシュドポーク“風”で作ってみたパスタです。ハヤシライス“風”とかハヤシソース“風”でも良かったのでしょうが、ちょっと気取ってみました。ちなみにデミグラスソースではなくトマトソースベースなので“風”をつけました。

 

ハッシュドビーフ、すなわち牛肉だとちょっと材料費が高くなるので、お財布に優しいお手頃価格の豚肉の切り落としを使ってハッシュドポーク風にしました。牛肉よりもあっさりとした味わいながら、トマトケチャップとウスターソースを加えたので、ちょっと甘めの家庭の味。結果、小さなお子さんから年配の方まで〜老若男女が楽しめる味になったと思います。

 

豚肉は小さく切っているのでマッシュルームの存在が際立ちます。キノコ類は加熱するとびっくりするほどカサが減るので、ちょっと多いかな?ちょっと厚いかな?というぐらいの量と切り方にすることをお勧めします。今回のパスタでもマッシュルームは気持ち多めの量にし、あまり薄く切らなかったので食感もしっかりしていて食べ応え有り。ソースとの相性も良く、マッシュルームを堪能しながら美味しくいただきました。

 

 

以前にペンネを使ってこのパスタを作ったことがあったので、今回それをご紹介するつもりでいたのですが、味が濃すぎて今ひとつの出来上がりだったことを思い出し、材料及びそれぞれの分量などを見直しながら、パスタはスパゲッティに変更して新たに作ってみました。ちなみに今回は1人分で作った分量を2倍にし、2人分としての分量を記載しています。

 

前回のペンネバージョンではパスタの溝にソースがしっかり絡み、モチモチ食感も食べ応えがあったので、味さえ濃すぎなければ十分美味しい一皿になったのになぁと、残念に思っていましたが、作り直してみると、スパゲッティバージョンの方がしっくりきました。なんとなくですが。失敗は成功の元。

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*以前にペンネで作った同様のパスタ〜見た目以上にかなり濃い味!〜ご参考まで

 

マッシュルームを使ったトマトソースのパスタを考えた時、まず頭に浮かんだのは昔ながらのナポリタン。でも自分の中でのナポリタンのイメージは缶詰のマッシュルームだったのと、ナポリタンは別の機会に特集してみたいという理由で候補から外しました。ナポリタンで4種の味のパスタというわけにはいかなさそうなので、番外編としていずれご紹介できたら、と思っています。

 

マッシュルームについて①

マッシュルームの旬

キノコ=秋の味覚。そんなイメージがありますが、実際はほとんどが人工栽培のため旬は無いと言われるキノコ類。年中手に入りますものね。マッシュルームもその例に洩れず、一年中出回っていつでも楽しめるありがたい食材です。それでも調べてみると秋から冬にかけてが旬だとか。9月の今時期はまだちょっと早いかな?と思いつつ、いつもテーマ設定が旬ギリギリになりがちなので、今回は旬の先取りということにして、マッシュルームをピックアップしました。

 

世界で一番食べられているキノコ 

ヨーロッパ原産のマッシュルームは、欧米では最もポピュラーなキノコのようです。考えてみると英語では『マッシュルーム』という言葉がキノコ一般を指しています。辞書で調べてみると、フランス語だと『シャンピニオン』、イタリア語なら『フンギ』がそれぞれキノコ、特にマッシュルームを指す、と載っていました。

昔々、イタリアに滞在していた頃、ほんの数ヶ月ですがアパート暮らしで自炊生活を送っていた時に、スーパーで安価なキノコ=フンギ=マッシュルームを買いました。日本に比べて1パックが大きく〜マッシュルーム自体も大きく〜20個以上は入っていたような記憶があります。ソテー、温サラダ、パスタ等、使い途は色々ありそうで、大量のマッシュルームを前に、さて何に使おうか?とワクワクするのは最初のうちだけ。とにかく量が多いので消費するのが大変でした。でも楽しかったなぁ…ちょっとノスタルジア

脇道に逸れました。マッシュルームはキノコの中で生産量が世界一だそうなので、つまり“世界で一番食べられているキノコ”ということになります。生地のヨーロッパでマッシュルームがキノコの総称名になるのも頷けるところです。

  

 

新テーマの第1回は、つい長くなってしまいます。マッシュルームの栄養や健康効果などについては別の回に〜追い追い〜書いていく予定です。

 

 

ブログが200記事を越え、掲載してきたパスタが今回で200レシピになったことを機に、現在、デザインやレイアウトをリニュアル中。手直しが必要で課題がいっぱい。いつも以上にモタモタしています。

 

 

この『メン喰い日和』をはじめたのが2018年11月。開設から間もなく2年になるというのにまだ200記事とは!なんとも“超”スローペースでお恥ずかしい限りです。休み休みではありますが、なんとか継続しているのは、貴重な時間を割いて読んでくださっている皆様のおかげです。本当に、心から感謝しています。ありがとうございます。

 

 

書くこと=自己満足で終わらせることがないように、少しでも、誰かの何かの役に立つような記事を書いていきたいと思っています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

 

次回はオイルソースのパスタです。