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秋です。キノコの季節です。年中店頭に並んでいますが。今回はボリュームとクセの無さで使い勝手の良さが人気、『エリンギ』の特集です。第1回はトマトソースのパスタです。今回のテーマでは都合により1人分で作るパスタになります。
★エリンギのシーフード風トマトスパゲッティ
材料(1人分)
スパゲッティ 60g
エリンギ 1本(約50g)
ニンニク(みじん切り) 1/2片(小さじ1くらい)
赤唐辛子(種を取り除く) 1本
アンチョビー・フィレ(小) 1枚
イタリアンパセリ 2枝分
●調味料など
オリーブオイル 適量
塩 少々
トマトソース 大さじ2〜3
下準備
①エリンギ:根元の硬い部分は切り落とし8㎜厚の輪切りにする。カサの部分は6等分にする。
*カサの部分は包丁で切れ目を入れて手で割いています。
②アンチョビーとイタリアンパセリはそれぞれみじん切りにする。
作り方
- フライパンにオリーブオイルとニンニク、赤唐辛子を入れて弱火にかける。ニンニクが香ってきたらエリンギを入れ、塩少々振って火を少し強めて焼く。
片面に焼き色がついたら裏返し、もう片面を焼き始めたあたりで、別鍋でスパゲッティを茹で始める。(袋に表示の標準茹で時間8分を7分で茹でています。)
- エリンギの裏面も軽く焼き色がついてきたらニンニクと炒め合わせる。
全体が馴染んだらスパゲッティの茹で汁お玉1杯くらい加えてよく混ぜ合わせる。(赤唐辛子は除けました。)
トマトソースとイタリアンパセリの半量を加えて煮る。
- スパゲッティが茹で上がる2分くらい前にアンチョビーを加えてサッと煮る。
- 茹で上がったスパゲッティをフライパンに移して混ぜ合わせ、
味をみて足りなければ塩を加えて調整し、お皿に装い、残りのイタリアンパセリを散らして出来上がり。
エリンギをホタテに見立てた“なんちゃってシーフード”スパゲッティです。よく「エリンギを輪切りにすると見た目も食感もまるでホタテ!」なんて聞きますが、やっぱりエリンギはエリンギ…ホタテじゃなかった。
予想はしていたので、なかば意地でシーフード風にしようとアンチョビーを加えました。後入れにしたので磯の香りいっぱいで、エリンギもちょとだけシーフード化?ホタテにはなりませんでしたが、遊び心で楽しみました。コリコリとした食感も楽しく味わいながら、たいへん美味しくいただきました。
他のキノコ類に比べて、味も香りもクセのないエリンギは、何にでも合わせやすくて使い勝手が良いキノコ。と私は思うのですが、苦手という声も聞きます。友人はエリンギの香りが大嫌いと言います。“えっ?香り?”と思う私はやっぱり鼻も口も鈍いようです。
我が家の高齢の親は以前何度か入院していた時に、それこそ“なんちゃってホタテ”の様相で病院の食事にエリンギが頻繁に紛れ込んでいたらしく、それにすっかり辟易し、以来エリンギはNG食材。これが今回『エリンギ』テーマでパスタを1人分で作る理由なのです。
食物繊維が豊富で、生活習慣病予防にも効果があると言われるエリンギ。他の食材でも補えるとは思いますが、キノコがクローズアップされる秋です。エリンギをいただくにも良い時節なので、苦手な家族や友人にも美味しく楽しく味わってもらえるような“ひと皿”にトライしているところです。
【今週のお題】眠れないとき、どうしてる?
ベッドに潜り込んだ途端すぐに寝落ちする性質なので、眠れないということがほとんどありませんが、ずいぶん昔、まだ学生の頃だったか、訳の分からぬ不安に襲われて眠れない夜が続くなんてこともありました。そんな時期に本屋をうろついていて目に入った『眠れぬ夜の愉しみ』というハヤカワミステリ文庫のアメリカ探偵作家クラブ傑作選シリーズの一冊。思わず手に取りました。ミステリ小説が好きだったのとイラストレーター和田誠さんのカバーデザインも素敵だったから、迷わず購入。その夜は“眠れない”辛さを忘れて読書に没頭。眠れない夜を存分に愉しみました。
このシリーズにハマって買い揃えていましたが最後の2〜3巻を買いそびれてしまい、全巻揃わず仕舞い。もう廃刊になっているだろうなぁ。残念です。
今もごく稀に“眠れない夜”がありますが、そんな時は無理に眠ろうとせず、お気に入りの本を再読して愉しんだり(眼が冴えます)なかなか読み進むことができない本に挑戦したり(自然と眠くなります)など、やっぱり本は人生の友だなぁなんて思いながら、その時々を過ごしています。
もちろん深刻な不眠症の方は別ですが、そうでなければ眠れないことを愉しんでみるのも良いかも。一日眠らなくったって何とかなります。きっとそのうち眠くなりますから。
今日も最後までご覧いただきありがとうございます。
次回はオイルソースのパスタです。