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食材使い切りの節約術で作る家庭料理のパスタ。『ホワイトアスパラ』がテーマの第2回は、オイルソースのパスタです。
★ホワイトアスパラとエビのスパゲッティ
材料(2人分)
スパゲッティ 120g
ホワイトアスパラ(L) 2本
(下茹でに塩、レモン汁を各少々)
グリーンアスパラ(L) 2本
(下茹でに塩少々)
ニンニク(大 / みじん切り) 1片
エビ(バナメイエビ) 8尾
(下処理に塩、片栗粉を各少々)
イタリアンパセリ(粗みじん切り)多め適量
●調味料など
オリーブオイル 適量
白ワイン 大さじ2
ホワイトアスパラ茹で汁(薄めて)カップ1/4くらい
コショウ 適量
下準備
《アスパラ》
①ホワイトアスパラ:(前回の掲載内容と同様です。)
1)下処理:水洗いし、根元の硬い部分を切り落とし、穂先5㎝から下をピーラーなどで剥く。穂先近くはなるべく薄く、根元近くは少し厚めに剥く。切り落とした根元と剥いた皮は取っておく。
2)下茹で:大きい鍋又は広口のフライパンにお湯を沸かし、沸騰した湯に塩とレモン汁(又は酢)を少々を入れた中にホワイトアスパラを入れて2〜3分茹でる。出汁になるので切り落とした根元とピーラーで剥いた皮も入れる。*レモン汁や酢を加えると白く綺麗に茹で上がります。
3)茹で上がったら火を止め、そのまま茹で汁の中で冷ます。(茹で汁は出汁にとっておく。)粗熱が取れたら水気を拭き取り、長さ5等分に切る。
②グリーンアスパラ:
1)下処理:水で洗い、「はかま(がく)」は包丁などで取り除く。
根元の硬い部分は切り落とす。根元5㎝くらいから下の部分の皮をピーラーなどで剥く。
2)下茹で:大きな鍋又は広口のフライパンにお湯を沸かし、沸騰したらお湯に塩を入れ、アスパラの根元の部分をお湯に30秒ほどつけ、
その後全体を沈めて1分半ほど茹でる。
冷水に浸して色止めして、
その後水気を切って長さ5等分に切る。
《エビ》
1)殻を剥き、背中に包丁を入れて背わたを取る。
2)ボウルにエビを入れて塩と片栗粉を各少々加え、
揉んで汚れを出してから水洗い。
水気を拭いて、塩とコショウを各少々まぶして下味をつけておく。
作り方
- フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかける。ニンニクが薄く色づいてきたら別鍋でスパゲッティを茹で始める。(袋の表示茹で時間8分を7分で茹でます。)
- ニンニクがキツネ色になってきたらエビを入れて炒め、
エビの表面が赤くなったら白ワインを加えて煮立てる。
取っておいたホワイトアスパラの茹で汁を加えてよく混ぜ合わせながら煮る。
- スパゲッティが茹で上がる1〜2分前、フライパンに下茹でしたホワイトアスパラとグリーンアスパラ、イタリアンパセリの半量を加えてサッと煮る。
- 茹で上がったスパゲッティをフライパンに移し、ソースとよく混ぜ合わせる。
水分が足りなければスパゲッティの茹で汁を適宜加え、コショウで味を整える。
火を止めてオリーブオイル少量を加えてザッと混ぜ、
お皿に盛り分け、残りのイタリアンパセリを散らして出来上がり。
今回はグリーンアスパラも加えてW使い、『アスパラ食べ比べ』のパスタです。ホワイトアスパラのまろやかな甘みとグリーンアスパラの爽やかな甘み、2つの味を楽しむプチ贅沢。どっちも美味しいです。
アスパラにはベーコンがよく合いますが、魚介類もなかなかの相性です。特にエビとの組み合わせが大好きなので、今回のパスタにはエビをチョイス。シンプルですがエビとアスパラの2つの旨味の相乗効果で美味しさ倍増。食べながら『これなんだよなぁ』とニヤニヤ。
7年ほど前〜ここ最近では最新の〜イタリア旅行で食べたアスパラとエビのソテーの美味しさに感動。以後、美味しそうな新鮮アスパラが手に入った時などには、エビとのコラボレーションを楽しむようになりました。
ベーコンも良いですが、エビも良いです。今回使ったエビは庶民の味方、お手頃価格のバナメイエビ。処理が面倒であれば冷凍のむきエビでも良いですし、もっと立派な(?)エビなら更に美味。まあ今回はアスパラ主役なので、これで十分満足です。ニンニクの風味でパンチも効いて食欲をそそります。良かったら是非お試しください。
ホワイトアスパラについて②
ホワイトアスパラとグリーンアスパラ
ご存知と思いますが一応ご説明すると
ホワイトアスパラとグリーンアスパラは品種の違いではなく、単に栽培方法が違うだけ。グリーンアスパラは日光の元で栽培されるので光合成して緑になり、一方ホワイトアスパラは日に当てず〜暗いところや土の中で栽培されるので光合成しないので白、というだけのこと。
それでも色の違い同様、特徴や味わいはやっぱり違っていて、扱い方や茹で方も多少違います。それぞれをより美味しく味わうために、普段行なっている扱い方のポイントなどをご紹介してみたいと思います。
ホワイトアスパラはグリーンアスパラに比べ、ややアク強め、ややほろ苦、かつ甘み強めです。茹でると柔らかいのですが、穂先より少し下から根元までの皮が厚いので、穂先から5㎝くらい下は皮を剥いてしまった方が良いです。特に根元の部分は硬く繊維質なので、厚く剥くことをお勧めします。
グリーンアスパラは、アクが少なく、苦味は少なく、素朴な甘みと青々とした香りが魅力です。ホワイトアスパラとは反対に根元から5㎝くらいの皮のみを剥きます。軸にある三角形の「はかま(ガク)」は舌触りが悪いので包丁などで取り除くことをお勧めします。
ホワイトアスパラもグリーンアスパラも、M〜Lサイズくらいの細めのものは火通りが良いので、炒めものなどに下茹でしなくても調理できます。前回のトマトソースの回で触れましたが、今回ともども細めのアスパラでも下茹でしたのは、形を崩さずに見栄え良く仕上げたかったからで、特に細めグリーンアスパラの場合、普段は下茹でなしで調理することが多いです。
あと茹で時間ですが、アスパラの太さによって違ってきます。太いものはもう少し長めに茹でます。ただあまり茹ですぎるとアスパラの食感が損なわれてしまうし、余熱でも柔らかくなっていくので、少し硬めかな?という程度で茹で上げるのが良さそうです。途中で竹串などで刺してみて確認してみるといいかもしれませんね。
ちょっと長くなりましたが、アスパラの扱い方についてまとめてみました。ご参考まで。
5月も末になりました。毎年この時期、街の中心に位置する大通り公園で、札幌の春〜初夏の風物詩『さっぽろライラックまつり』が開催されるのですが、昨年に引き続きコロナのせいで見送られ、今年はオンラインのみでの開催となったようです。
大通り公園には約400本のライラックの木があります。ライラックは『札幌の木』として札幌市民に親しまれていて、花が咲き誇る季節にはライラックを愛でに大通り公園を散策する地元の人々の姿が多くみうけられます。私もこの時期に街なかに出た際は、必ず車で大通り公園を2周ほどして、車窓からライラックを観賞します。今年は行ってないなぁ。
例年お祭りの期間中はコンサートなどの各種イベントが開催されたり、フードコートが設営されたりと賑やかです。北海道産のワインの試飲会が催されたこともあったっけ。正直言って、お祭りにはそれほど思い入れはない(?)のですが、それでもやはり、早くコロナが収まって、季節を楽しむイベントが行われるようになって欲しいと思います。
我が家にもライラックの木があります。以前は2本あったのですが1本は枯れてしまい、今は残った1本が頑張って花を咲かせてくれます。
時々現れる野良猫の爪研ぎになって幹がボロボロです。
猫よけの薬を撒こうかと思いましたが、根元の芝が近所の飼い猫のお気に入りの場になっていて、暑い夏などライラックの木陰で涼みながらウトウトしている姿が愛らしく、薬を撒くのは断念…。結局、野良猫を見かけた時に、こらこら、ここで爪なんか研いじゃあダメですよ、と追い払うのが精一杯。なんとかしないと。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
次回はクリームソースのパスタです。