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食材使い切りの節約術で作る家庭料理のパスタ。『卵』がテーマの第4回は、和風パスタです。今回のテーマは“使い切り”ではありませんが、どうぞご了承ください。
★ニラタマベーコンのリングイネ
材料(1人分)
リングイネ(ロングパスタ) 120g
ニンニク(潰す) 1/2片
薄切りベーコン(1㎝幅に切る) 1枚
ニラ(長さ4〜5㎝に切る) 3本
●和風卵ソース
・全卵 1個
・薄口しょうゆ 小さじ1
●その他調味料など
オリーブオイル 適量
ごま油 少々
下準備
卵ソース:卵をよく溶いて、分量の薄口しょうゆを加えて混ぜ合わせておく。
作り方
- フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかける。ニンニクが薄く色づき始めた頃にパスタを茹で始める。(袋の表示茹で時間10分を9分で茹でています。)ニンニクがキツネ色になったらベーコンを加えて炒める。
ベーコンがカリッとしてきたら、パスタの茹で汁お玉半分くらいを加えてよく混ぜ合わせて馴染ませる。
ニンニクは取り除く。
- パスタが茹で上がる2分くらい前に、ニラの下半分の硬い部分を加えてサッと火を通す。
- 茹で上がったリングイネと残りのニラの葉をフライパンのソースに加えて混ぜ合わせる。 水分が足りなければパスタの茹で汁を適宜加えて混ぜ合わせる。 卵ソースを加え、 弱火で全体を混ぜて半熟状態になるまで火を通す。 お皿に盛り付け、黒コショウを振って出来上がり。 *ごま油を少々かけるとさらに風味が増して美味しくいただけると思います。お好みで。
失敗したカルボナーラ?…に見えますが、違うんです。ニラタマをイメージしつつ、卵ソースをカルボナーラ的なトロリ感でパスタに絡め、ふんわりとろりの超半熟スクランブルエッグがところどころで味わえるようにしたかったのです。これでも予定通り(?)の完成形です。
ニラの香りや甘みを、ふんわりとろり卵とベーコンの旨味が引き立てます。ニラの美味しさを再認識。最初にニラと卵を合わせた人って天才かも?なんて思ってしまいます。
卵ソースに少量の薄口しょうゆを加えただけですが、ほのかなしょうゆの風味で『和』の味わいになってくれたと思います。今回はしょうゆの力も再認識。
ちょっと太めのパスタのリングイネのモチっとした食感で食べ応えもアップ。リングイネが好きなのと空腹も手伝ってか〜たくさん食べたくて、パスタはいつもより多めの分量です。(プラス10gですが)
ごま油の風味もアクセントになり食欲をそそります。もうひと皿食べられそうな気になりました。(笑)
卵について
卵の栄養
完全栄養食品と言われるスーパーフードの卵。その理由は、卵はビタミンCと食物繊維以外の全ての栄養素を含むから。良質とされる卵のタンパク質には、人間の体内では合成できない〜食事でしか採ることのできない9種類の必須アミノ酸がバランスよく含まれているため、なのだそうです。まさに完璧なタンパク源なのですね。あらためて卵ってすごいなぁと思います。
しかしながら、『卵はコレステロールが高いから1日1個以上は食べちゃダメ』なんてことも聞き、あんまり食べちゃいけないのかな?と思いますが、人間の体ってうまくできているようで、食事でコレステロールを取り過ぎたとしても、それはちゃんと肝臓が感知して、合成するコレステロール量を減らして一定に保ってくれるので、健康な人であれば卵を1日1〜2個、文献によっては3個までは安心して食べられるようです。まあ何事も『過ぎたるは猶及ばざるがごとし』で、食べ過ぎなければ良いのでは?と思います。ともあれ卵もすごいけれど人間の体もすごいですね。
*上記卵の栄養価については、北海道新聞発行PR誌『道新ポケットブック』の2007年1月号『きちんとたまご』に掲載の記事を参考にしました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
『卵』テーマは今回で終了、次回は食材テーマが変わります。
明日はイースター=復活祭。(あら、気づけば“今日”になっていましたが、まだ夜が明けない時間なので“明日”にしておきます。)クリスチャンの方々にとっては大事な1日ですね。私は仏教徒なので関わりは無いのでしょうが、明日、卵を食べる際は『殻を破って生まれる命の始まり』を心に留めて、感謝して味わおうと思います。
クリスチャンの方も、そうでない方も、どうぞ良いイースターの1日をお過ごしください。